
11 4月 【大切な人を大切にする】の先にあるものを信じて
アッサラームアライクム!
Piece of Syriaのへむりです。
駐在していたUAEから、日本へ本格帰国いたしました。

UAEでの仕事風景
帰国した時には、桜はほとんど散ってしまっていましたが、
桜が好きな妻と、1週間遅れの誕生日デートで、桜にまつわるスイーツを巡って来ました。

シリアの春に咲くアーモンドの花
駐在員として勤めさせて頂いた会社の温情で、
日本への帰国も多く認めてくださっていたので、
この一年、妻と会う時間も少なくはなかったのですが、
これからもそばにいれると感じられるのは、本当に嬉しいです。
僕個人としては、住まいは東京に移し、Piece of Syriaの活動をメインに、
講演・写真展の企画などを実施していきます。
国内、様々なところで活動をしていければと思っていますので、
是非、お声がけいただければ幸いです。
シリアを巡る情勢は、相変わらず予断を許さず、
また、情報は非常に錯綜しています。
(「化学兵器」をどちらが使ったのか?など)
アサド政権が化学兵器を使わなくても、ロシアの援助ですでに戦況は有利に進んでいる。
アサド政権が化学兵器を用いたという根拠がわからん。
アメリカは慎重になるべき。 https://t.co/wwy7QYIDci— Maki Sato (@maki_sato_JIM) April 10, 2018
シリア北部に住む、シリアの家族たちとは、絶えず連絡を取り合っていますが、
いつも「こちらは大丈夫だよ。君の家族は元気でやってる?」との返事が返って来ます。
言えないことも多いのでしょうが、
「当たり前」という平和で幸せな毎日が続けられることを祈りながら、
できることを、これからも模索し続けて行きます。

春のアレッポ城
Piece of Syriaが、今までも、これからも大切にしたいことは、
「悲しみ」や「苦しみ」を訴えることではなく、
友人として、身近な存在として、皆さんにシリアの人たちを感じて頂いて、
共に生きる友人として、家族として、できることを一緒に築いていくことです。
ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサは、
「世界平和のために、私たちができることはなんですか?」と尋ねられ、
「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」と伝えたと言います。
僕にとっては、妻も、実家の両親も、アメリカに住む弟も、妻の家族も、
そして、シリアの人たちも大切な家族です。
大切な人を、大切に。
その先に、きっと、平和な世界を築いていく道が開けている、と信じています。
No Comments