お知らせ

<冬の感謝月間>Piece of Syriaへの応援いつもありがとうございます!

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■ Piece of Syriaを応援してくださる皆さまへ

日頃から私たちの活動をご支援くださり、本当に、ありがとうございます。

NPO法人理事長のPiece of Syriaの中野貴行です。

 
私たちは
「シリアをまた行きたい国にする」というビジョンを掲げ、その土台となる平和な未来を実現するために、3000人を超えるシリアの子ども達に教育を届けてきました

 

改めまして、活動を継続的に支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます!!

 
2023年12月は【冬の感謝月間】ということで、SNSやブログなどで、現地のスタッフや子ども達、日本で活動するスタッフからの感謝の想いを皆様に届けさせていただきます!

シリアの幼稚園の子ども達からの感謝

 

かつてシリアは大学まで無料、就学率が99.6%という教育大国でした。しかし、

「2011年にシリアで戦争が起きてから、
 多くのシリアの子ども達が教育を受けられなくなりました。
 それから12年が経っています。
 

 想像してください。
 
 戦争が始まった当時7歳だった子どもは、今19歳か20歳になってます。
 彼または彼女は、この期間、教育から離れてしまっていることになります。
 戦禍の中で生まれた子ども達は、人生の全てを戦争と共にしています」

と、シリア人スタッフは話します。そして、こう続けます。

「だからこそ、未来の世代のために教育が必要であり、
 シリアの未来を築く支援をしてくださる日本の皆様に感謝しています」

アクティビティを担当するスタッフ

 

私たちの活動地であるシリア北部・トルコ南部を、2023年2月に大地震が襲いました。
戦争によって元々、大変な状況だった上に、地震による大きな被害を受けたのです。
さらに、戦争による分断で支援も届きにくい状況にもなっていました。

そんな中、皆様から1200万円を超えるご寄付を届けてくださり、教育支援活動を通じて現地で培ってきたネットワークを活かして、シリア北西部で被災した教職員の家族708世帯にテント・毛布・現金給付を届けることができました。(緊急地震支援 報告書)

地震の緊急支援

地震直後は、世界中からの支援が届いたのですが、あくまで「一時的」なものでした。
また、緊急性の見えやすい医療・住居・食料に支援が集中しており、限られた予算の中で「教育」は後回しになっています。

「校舎の修復や授業の再開が1ヶ月遅れるごとに、数百人の生徒が教育システムから離脱していくんだ」

という状況にある中、校舎の修復を実施するための、秋のクラウドファンディングを実施し、414名の方から、773万2000円のご支援を届けていただきました

 
現在、シリア人スタッフと共に、修復活動について進めておりますので、改めて報告をさせていただきます。

地震で壊れた学校
シリア北西部の54%の学校が地震の影響を受けたとされています

シリア北西部のSAKURA幼稚園、トルコ南部のシリア難民向けの補習校も、皆様からの継続的なご寄付によって、運営を続けております。
 
SAKURA幼稚園では、国内避難民が集まり、公共サービスがないシリア北西部で、安全に通える通園バス、授業料・教科書代を無料で提供し、アラビア語・英語・算数・理科といった基礎教育と、心のケアのアクティビティを行なっています。

 
ご支援してくださる方が増えたおかげで、2023年4月から生徒数が200名から300名に、教職員が15名から20名に増員して運営をしております。

SAKURA幼稚園
テレビ朝日【大下容子ワイド!スクランブル】(2023年2月1日)

シリアの人たちが多く住むトルコ南部の町ガズィアンティップでは、2020年から補習校を運営してます。

 

トルコの公立学校に戻るためのトルコ語・英語・算数を学ぶ補習を行なうことで、補習校に通った90%超がトルコの学校に戻っています。

 

戦争が長期化し、トルコ生まれの子ども達が多くなり、母国の文化や言語を忘れていくことを懸念する声が出ているなか、アラビア語やコーランなどのイスラーム教育、シリアの歴史や文化についてを学ぶ授業も実施しています。教職員9名で、6〜15歳の約250名が通っています。

トルコ補習校訪問
2023年7月スタッフ鈴木、中野が補習校を訪問し、通っている生徒や先生、卒業生からも活動成果について話を聞きました

■ 私たちのこれから:「教育の質」と「心のケア」

皆様からのご寄付に加えまして「一般財団法人 maaaru」「フェリシモ地球の村基金」で校舎3校の修復、「LUSHチャリティバンク」と協力して地域1000人を対象とした心のケアセンターの設立、そして、運営している幼稚園内での心のケアのためのアクティビティの強化を進めています。

心のケア

 

2023年6月、「世界の人びとのためのJICA基金」を活用し、シリア人スタッフのウサマを日本に招聘し、日本の事例から学ぶ機会をつくりました。
 
戦争が続くシリアでは、先生達の質の低下が問題になっており、教師をどうやってトレーニングし、授業の質を上げるかが課題にあります。

日本の幼稚園・小学校・中学校・大学・地域のNPOを訪問し、子ども達の思考を促すシンキングツールや知育玩具、自然を使ったアクティビティ、身体表現やアートを使ったセラピー、地域や保護者の巻き込みなど、様々な事例を自分の目で見たり、体験しました。

同時期に「関西地域NGO助成」を用いて、シリアの幼稚園の先生向けキャパシティビルディング、「大阪コミュニティ財団」の助成で、幼稚園の保護者の巻き込みを目的としたセッションが開始しており、ウサマが日本での学びをシリア人職員向けに共有しながら、教育の質や心のケアの充実のための活動が進んでいます。

日本研修

  

 

■ 現地からの感謝の声

■ 日本人スタッフからの感謝の手紙

創設者:中野貴行
広報・FR担当 坂田実緒子
理事・事務局 鈴木のどか
副代表理事 金澤 鮎香
広報・FRプロボノ 鈴木 慶樹

■ ご支援者さんからの声

  • ●(30代・会社員) 現状単発の寄付しかしていないため大きなことは言えませんが、動乱の続く国における教育と安全の必要性を理解し、実行していることに頭が下がります。微力ながら今後の機会でもぜひ支援をしたいと考えています。
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  • ●(50代・その他) シリアについて現地の方のお話や歴史,文化の専門家の方から教えてもらえるのが新鮮でした。参加してみるとすごく居心地の良い場所でした。 幼稚園の活動,応援してます。
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  • ●(60代・その他) ほんとに微力ですが支援させていただきます。中野さんのまっすぐなシリア愛と誠実なお人柄に魅了されています。たくさんの学びがあり、シリアに対する認識が大きく変わりました。園児たちの輝く笑顔に元気をもらっています!
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  • ●(30代・NGO職員) 同業者としていつも刺激を受けています。皆さんのシリアに対する思いを強く感じること、顔が見える支援というか、自分のお金がどのように使われるかがよくわかるのがPece of Syriaさんの強みだと思います。わずかではありますが、いつも応援しています。
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  • ●(30代・自営業) 「この団体は適切な判断の元、絶対大切に使ってくれる」と信頼をしているので、これからも素敵なスタッフたちと突き進んでください!
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■ イベント:Piece of Syria活動報告会


【日時】12月14日(木)20:00〜21:30 + 交流会
【参加費】無料
【参加】https://syria2023-12.peatix.com/

■ イベント:シリアの文化を学ぶ教養ゼミ「都市と建築」


 
【日時】12月16日(土)20:00〜22:00+交流会
【詳細】https://syria-architecture.peatix.com/
【参加】パートナー会員(継続寄付会員)様限定(過去のアーカイブも視聴可能)

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