親愛なる日本の友人の皆様へ
シリア人にとって12年以上続くシリアの戦争は、非常に厳しいものです。
特に子ども達が辛い状況に追い込まれています。戦争は、直接的に命を奪うことだけでなく、教育を奪うことで「未来の世代」を破壊してしまうのです。
しかし、日本の皆様は、シリアの教育への関心を失うことなく、解決のために尽力をしてくださいました。
私たちはPiece of Syriaと共に「運動場づくり」「越冬支援」「文房具や教科書の配布」「電力設備」「教師への継続的な給与」「心理社会的ケアのセッション」「スポーツ・水泳・空手」など行ない、無料で教育を受ける機会を提供してきました。
もし教育の場がなければ、難民・国内避難民となった子ども達は、児童労働や早婚という手段を選んでいたかもしれません。
継続的な支援によって、3000人以上の生徒が小学校や幼稚園、補習校を卒業しています。
その恩恵は、子ども達だけでなく、家族にとっても希望となって届いています。
日本の皆様は第二次世界大戦を経験し、その痛みと経験を知っているので、シリアの子ども達に想いを寄せてくださるのだと、私は感じています。そして教育の重要性を感じていらっしゃるからこそ、教育の力で平和を実現しようとする私たちに共感してくださっていると思っています。
シリアの子ども達は、未来への道を切り拓いています。彼ら、彼女らは、自分たちが勉強できていることに、日本の「家族」が寄り添って下さっていたことを理解しています。
いつか平和になったシリアで、皆様に直接お礼を伝えられる日を願っています。
私とスタッフ、そしてシリアの子ども達全員が、心の底からPiece of Syriaの皆さんに、
ご支援してくださる皆様に感謝しています。
Piece of Syriaでは、寄付月間の12月を【冬の感謝月間】と位置づけ、
SNSやブログなどで、現地のスタッフや子ども達、日本で活動するスタッフからの
感謝の想いを皆様に届けさせていただきます!