活動報告

【イベントレポート】5/26開催|東京大学×Piece of Syria|We are the piece of peace「平和のかけら」を集めて未来をつくる

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皆さんこんにちは!Piece of Syriaインターンの岡田です。

本日お届けするのは、5/26(日)に開催されたワークショップ、「We are the piece of peace!「平和のかけら」を集めて未来をつくる」の開催レポートです!

 

本イベントは、東京大学修士で、「平和のかけら」ワークショップの開発者である曹好さんをお招きし、大人から子どもまで様々な人が、自分の思う「平和」な世界、そしてその世界を実現させるために必要なことを共に考え、共有する場として開催されました。

 

平和を脅かす争いが頻発している昨今、まず「平和」とは何か、というシンプルな問いに立ち返り、今の自分に何ができるのかを考えることが、これまでにないほど大切なのではないでしょうか。

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完成した作品を皆で披露しました!素敵な笑顔です

本イベントは、代表の中野より団体紹介を行ったのちに、参加者の皆さんで「平和のかけら」ワークショップを行い、最後に完成した作品の鑑賞会を行う形で行われました。

 

 
「平和のかけら」が見せてくれるもの

 

「平和のかけら」ワークショップは、2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選した、次世代向けの平和教育ツールです。

 

このワークショップでは、まず戦争に関する写真を見て、そこに写っている人物がどう思っているか、その場面の課題・問題が何かを考えます。次に、写真のピース(写っている人物や物)を組み替えることで、自分の思う「平和な世界」を考えます。最後に、自分が考えた世界を実現させるためには何が必要か、何をするべきかを考えます。

 

今回は、私も参加者の皆さんと一緒にワークショップをやってみました。その時に感じたことや発見も交えながら、皆さんにイベントについてお伝えしていきます!

 

 

選ばれた写真は3枚。ロシアによる軍事侵攻で国を追われ、これから電車に乗り込もうと大きな荷物を抱えるウクライナ難民の家族、イスラエルの爆撃を受けた後のガザでがれきの中から服を拾い集める子ども、そして戦争後のシリアで、がれきの山の中に設置された仮設テントの学校に向かう子どもたちがそれぞれ写っています。

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ワークの様子。手前に見えるピクトグラムが「平和のかけら」です

 

私が選んだのは、シリアの子どもたちの写真。仮設テントを利用した学校に、4人の子どもたちがリュックサックをしょって向かっている後ろ姿が写っています。

 

普段私たちは、戦争や災害に見舞われた人々の写真を見て、何を思うでしょうか?かわいそう、何かしてあげたい、という気持ちでしょうか?それとも、こんなことが起きているなんて許せない、という怒りでしょうか?

 

ワークの最初のステップは、写真の登場人物の気持ちを考え、課題を見つけること。このステップを進めるにあたって私が良いな、と感じた部分は、参加者に写真に写っている人の立場になって考えることを促す点です。第3者の目線から見ているだけでは気づけないリスクや気持ちがあります。

 

自分自身を写真の中の文脈に当てはめて考えることで、写真の向こうの現実を生きる人たちの生活を、より深く感じることができました。

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色を塗ったりノリで貼ったり、童心に返ることができる時間

 

次のステップは、写真に写っているピースを組み替えて自分なりの「平和な世界」を作ることです。写真の中ではがれきであったり、不安を抱えて歩みを進める子どもたちであったりする存在が、自分の考える世界の中ではどんな存在に姿を変えるのか。

 

この作業では、自分の世界を考えるという創造力以外にも、この子どもたちが生きることができるはずなのに生きられていない「平和」な生活を考える想像力も養われます。

 

「平和」って、なんなのだろう?

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完成した作品を発表してくれた参加者の方。家族揃ってキャンプをしている様子を紹介してくれました

 

ワークの後は、各自が作った「平和な世界」を発表する時間でした。「発表したい方!」と募ると、瞬く間に何人もの子どもたちが手を挙げてくれました。

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積極的に曹好さんに説明してくれています

 

各々が自分の考える平和な世界と、そのためにできることを発表してくれました。「まず戦争をやめて、話し合いをすれば良いと思う」「みんなで仲良くすれば良いと思う」。大人の視点から見るとシンプルに見える答えでも、子どもたちの純粋な視点から「平和」の真髄にあるコンセプトを思い出すことのできる時間でした。

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可愛い動物たちに囲まれ、服を取る子どもを描いてくれました

 

また、ある参加者の子はガザでがれきの中の服を拾い集める子どものピースを、公園で遊んでいたら服が木に引っかかってしまい、それを取っている子どもに置き換えてくれました。

 

自分の絵の子どもは、木に服が引っかかって、取るのがめんどくさいな、と思っていると説明してくれたその子は、「どうしてそう思っているの?」という問いに対し、「戦争の中を生きている子は面倒だと思う余裕もなく必死に生きている。日ごろの生活の中で面倒だな、と思えることが平和の象徴だと思うから、こう描いた」と答えてくれました。

 

■参加者の皆様からのお声

 

イベント後に実施したアンケートでは、参加者の皆様が様々なお声を届けてくださいました!

「平和と戦争というと、ヘビーな雰囲気になると想像をしたが、終始笑顔も絶えず、最後まで楽しく学べました。」(T.Tさん)

 

「今まで紛争中の国の子どもたちの写真はたくさん見てきたものの、こんなに同じ人としての気持ちになって想像、考えたのは初めてのような気がしました。班の方でお子さんたちの言葉、考えにハッとさせられました。中野さんのお話を生で聞けたのもすごく心に響く時間でした。ありがとうございました。」(M.Fさん)

 

「いろいろやっていたら、なんだか『平わのかけら』があつまったかんじがした」(N.Yさん)

 

おわりに

 

曹好さんと共に開催した大人気ワークショップ、「平和のかけら」。それは、平和とはなんなのか、そのために何をすれば良いのかを、様々な視点から見つめ直すことのできる時間となりました。

 

Piece of Syriaが支援を行っている、トルコ・ガズィアンテップにある補習校でも、10年以上続く戦争と大きな爪痕を残した地震の影響を受けた子どもたちが、今日も勉強に励んでいます。

 

今回のイベントの参加者の皆様が、豊かな想像力・創造力を発揮して創り上げてくださった、平和な世界。それらを少しでも実現に近づけるために、ぜひこれからも私たちにお力を貸して頂けると嬉しいです。

 

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