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Piece of Syria(ピースオブシリア) | 【「100日後に死ぬワニ」を読んで、またシリアを考えた】
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【「100日後に死ぬワニ」を読んで、またシリアを考えた】

【「100日後に死ぬワニ」を読んで、またシリアを考えた】

 
 
アッサラームアライクム。Piece of Syriaの中野貴行です。
 
 
「100日目に死ぬワニ」が話題ですね。
僕が知ったのはごく最近でしたが、100日目の更新が気になって仕方ありませんでした。
 
作者の方は、インタビューの中で、作品に込めた想いを、こう話されています。

「いつか死ぬ」と、生きているということはいつか死ぬということ。
自分の「終わり」や周りの人の「終わり」それを意識すると、
行動や生き方がより良い方向にいくのではないか。
ワニを通してそれらを考えるきっかけにでもなればいいなと思っています。
きくちゆうき(@yuukikikuchi

 
 
いつか来る「終わり」に意識することで、
「当たり前の日々」が全く違った風に見えます。
その素晴らしい表現に、僕はとっても感動しました。
 
まだ読んでない方は、是非読んでみてほしいです!
 

 

(まとめ)日めくり漫画「100日後に死ぬワニ」【更新終了】


 
 

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日常という奇跡に気付ける今
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そんな「当たり前」が変化しているのが、今の新型コロナの影響だと思います。

友人がシェアしていたミラノの様子ですが、人が歩いていません。
 

 
こんな「日常」が来ることを想像するのは非常に難しいと改めて思います。
 
 
そんな中、アフリカ各地でビジネスをしている方やアフリカ関連の活動をしている方による
「新型コロナウィルスのアフリカでの拡大に関する緊急公開ミーティング」のオンライン配信を拝聴しました。
 
 
その中で一番、僕が気になった言葉が
「国外に一度出てしまうと、次、いつ戻れるか分からない」とのいう一言でした。
 
今、アフリカに残ってらっしゃる方は、その国でご自身のお仕事をされている方がほとんどかと思います。
(協力隊やJICA専門家のご家族など、国際協力関係の多くは、帰国されているので)
 
長い時間をかけてビジネスを築かれてこられたんだと思うと、
「日本に帰って、次いつ帰ってこれるか分からない」というのは、大きなリスクです。
 
「いつ帰れるか分からないのに、その国を出る」というのは、全てを失うかもしれない覚悟がいることです。
 
 
出ることで全てを失う「その国」が、生まれ育った母国だったら、どう思われるでしょうか?
それが、難民となったシリアの人たちの感じられたことのように思います。
 

 
 
 

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各国で出逢ったシリアの人たちの言葉
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その場所に留まることもリスクだし、外に出ることもリスク。そして情報は不十分。
その中で、僕らはどんな決断ができるでしょうか?
 
 
2016年、イラク北部のイルビルのホテルで働く19歳のシリア人の青年が、僕にこう言いました。
 

「いつかドイツに行くんだ。海を越えるのが危険だって分かってる。
 でも、ここにいても未来は見えない。死んでいるようなもんだ。
 それなら、死ぬ気になって、未来があるヨーロッパを目指したい」


 
 

イラクで泊まったホテル近くの商店街
 
 
 
また、トルコで出会ったシリア人家族の父親はこう言います。
 

「シリアに帰ろうかと考えてるんだ。
 トルコでは仕事があれば、生きている。

 でも、仕事がなくなれば、ゆっくりと死ぬだけだ。
 どうせ死ぬのであれば、慣れ親しんだ母国で死にたい」

 
 
 
ヨルダンで話を聞いたシリア人の家族はこんな話をしてくれました。
 

「故郷には全てがあったんだ。
 家、友人、コミュニティ、学歴、職歴、資格、土地、人間関係、そして未来。
 国を出る、というのは、それら全てを捨てるということだ。
 仮に今、戻ったとしても、もう破壊されていて、残っていない」


 
 
 
ほんの10年前まで、飢えることもなく、医療・教育も無料、食料も自給でき、
昼の2時まで働けば、家族を養うことができるような「豊か」な生活ができたシリア。
 
「危険だから避難してきた」という言葉ではくくれない、様々な葛藤があってのことだと思います。
 
 
 
2016年にスウェーデンで出逢ったシリア人青年は、こう話します。
 

「スーダンに行こうかなって思ってる。スーダンならシリア人がビザなしで行けるからね。
 そこでなら、家族と逢えるしね。

 ・・・スウェーデンは僕を受け入れてくれて、この国には本当に感謝してもし足りない。
 でも・・・シリアの方がずっと豊かで、良い暮らしができていたんだ。
 シリアに住んだことがある君なら、わかるだろ?」


 
 
 

 
 

新型コロナの話を聞きながら、僕がシリアを思い浮かべた理由


 
 


 
 

 
 


 
 
 
 

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