活動報告

【活動報告】瀬田北ブロック・人権教育研究会研修会にて講演を行いました!

2026年8月21日(金)、滋賀県立東大津高等学校にて開催された「瀬田北ブロック・人権教育研究会研修会」に、代表・中野がお招きいただき、講演を行いました。

当日は、大津市立瀬田北中学校区の幼稚園・小学校・中学校・高校の教員の皆さま約250名にご参加いただきました。

講演内容:「学校は何のためにあるんだろう?」―シリアの子どもたちから考える、教育と平和―

599c3504582d1fedb8654c441e303cd8-1788402999.png

今回の研修会では、シリアの文化や人々の暮らしを知ることを入口に、戦争によって人々の生活がどのように変化したのか、そして「学校は何のためにあるのか」「教育にはどのような役割があるのか」を、参加者のみなさまと一緒に考えました。

また、ワークショップを通じて、講演を聞いて感じたことや、隣の人と話して気づいたことを言葉にしていただきました。

<講演内容>

1.団体紹介
2.ワーク「幼稚園・学校の役割とは?」
3.戦争前のシリアの日常
4.戦争・難民になるとどうなるのか?
5.戦争後の子どもたちの実情と団体の活動
6.まとめ、Piece of Syriaの目指すこと
7.質疑応答

6f6b6fae054750f4fa361b65b0db8ead-1788403467.png


参加者のみなさまから寄せられた声

研修会後のアンケートでは、シリアについての感想だけでなく、普段の生活や情報との向き合い方、教育や学校の役割について考えたという声も多く寄せられました。

ここでは、その中からいくつかをご紹介します。

1.「シリア=危険」というイメージの変化


ニュースなどを通じて抱いていたシリアへのイメージが、講演を聞くことで変わったという声が寄せられました。

・「戦争や危険というイメージしかなかったが、もともとは豊かで美しく、人々が温かい国だったことを知った
・「『難民なのにiPhoneを持っている』のではなく、『iPhoneを持っていた人が難民になった』という話に、自分の思い込みや偏見をハッとさせられた

こうした声からは、ニュースなどで得られる一面的な情報だけではなく、その背景にある人々の暮らしや、一人ひとりの生活に目を向けることの大切さを感じていただけたことがうかがえます。

5c5c65b6e20ddfbaccbabc920ea59b40-1788404233.png

2.情報と向き合う「知る・確かめる」大切さ


情報との向き合い方についても、さまざまな気づきが寄せられました。


・「メディアの情報を鵜呑みにし、『知ったつもり』になっていたと気づいた」
・「『多くの人が言っているから正しい』とは限らない。一歩踏み込んで自分の目や頭で確かめる姿勢が必要だと痛感した」

講演を通じて、シリアの情勢を知るだけでなく、「世界をどう見つめ、情報とどう向き合うか」について考える機会にもなったようです。


3.「当たり前の日常」と心の豊かさの再認識


日本で暮らす私たちにとって当たり前に感じられる日常について、改めて考えたという声もありました。

・「学校に行く、家族とご飯を食べる、友達と過ごすといった日本の当たり前の日常が、戦争によって突然奪われてしまう恐ろしさを感じた」
・「隣の人のバス代を払ったり席を譲ったりするシリアの『おもてなし』の心に触れ、物質的な豊かさと心の豊かさは別なのだと実感した」

遠い国で起きている出来事を知ることをきっかけに、自分自身の日常や、今ある暮らしについて考える時間にもつながったことがうかがえます。

bd364cd027ad7f5182943b2e405ce68c-1788403551.png

4.教育者として「学校の役割・子どもへの関わり方」を考える


今回の研修会では、「学校は何のためにあるのか」という問いについても、参加者のみなさまと一緒に考えました。

アンケートでは、先生方からも、学校の役割や子どもとの関わり方について、今後の教育実践を考えるきっかけになったという声が寄せられています。

・「学校は勉強や集団生活を学ぶ場だけではなく、子どもが安心・安全に過ごせる居場所であり、未来をつくる場所なのだと捉え直す機会になった」
・「一人ひとりの夢や希望を大切にし、応援できる教師でありたい」
・「固定観念を押し付けず、多様な文化に触れる機会を提供したい」
・「自分自身の人権感覚を磨いていきたい」

シリアの子どもたちの置かれている状況を知ることから、「子どもたちにとって学校とはどのような場所なのか」「教育者としてどのように関わっていきたいか」という問いへ、考えが広がっていったことが伝わってきます。

講演を通して

今回の研修会では、「シリアを知る」ことをきっかけに、情報との向き合い方や、日常の大切さ、そして学校や教育の役割について考える時間となりました。

参加者のみなさまから寄せられた声からも、

【知る】 シリアの文化や人々の暮らしを知る
【気づく】 自分の中にある思い込みや固定観念に気づく
【考える】 日常のありがたさや、学校・教育の役割について考える
【行動につなげる】 子どもとの関わり方や、自分自身の学びについて考える

というように、一つのテーマから、それぞれの立場で考えを深めていただいたことがうかがえました。


ご参加いただいた教員のみなさま、そして準備・運営に携わってくださった関係者のみなさま、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

取材・講演のご依頼について

666609b6829dbbbc87d5d082c78102c9-1788403820.jpeg

▲参考:青山学院大学での講演の様子(2026年7月)

Piece of Syriaでは、メディア取材や企業・行政・教育機関などでの講演のご依頼を受け付けています。

シリアの人々の暮らしや教育の現状を知ることを入口に、国際理解、人権、平和、教育、情報との向き合い方などについて、一緒に考える機会をつくっています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。(問い合わせはこちらから)

<講演テーマ例>

・「人権学習【国際理解】内戦下のシリアと子どもたち」
・「自分と世界を変える一歩」
・「僕がシリア支援NGOを立ち上げた理由」
・「当たり前ってなんだろう? 〜幸せに生きるための3つのヒント〜」 など


■「平和なシリアの担い手を支える教育支援」へのご寄付はこちら

 

 → 税控除の対象になります!
より安定的に質の高い教育支援をしていくために、継続的な支援を届けてくださるパートナー会員として、私たちの活動を応援していただけませんか?

 

最新のお知らせ

  • 【活動報告】瀬田北ブロック・人権教育研究会研修会にて講演を行いました!
    活動報告

    【活動報告】瀬田北ブロック・人権教育研究会研修会にて講演を行...

  • 【9/28(月)】Piece of Syria活動説明会|教育で平和なシリアの未来を創る 〜最新のシリア訪問から見えた「これから」の私たち~
    イベント

    【9/28(月)】Piece of Syria活動説明会|教...

  • シリアのピース

    米国がシリアの「テロ支援国家」指定を解除、1979年の指定か...

Donation 世界を変えるのは、
いつも誰か「ひとり」の小さな一歩から

マンスリー寄付で応援する