シリアのピース

【コラム】「難民」ではなく「誰かの家族」だった—シリアの子どもたちと交わしたGIVEの精神と音楽の力

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こんにちは。武藤 崇史です。

 

シリア人難民のご家庭、子どもたちの教育支援に取り組むNPO法人Piece of Syriaの中野さんと出会い、シリアの魅力を語ってくれる姿に心うたれて、素直に「楽しそう、感じてみたい」という動機で家族をつれて旅に同行しました。

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トルコ南部にあるシリア人の子どもたちの補習校に伺いました。子どもたちは私たちや3歳の息子に、めいっぱいにギフトをくれて歓迎してくれました。

  

中には自分のつけていた蝶ネクタイをくれる子も(貰いすぎてる気がして、ありがとうと伝えて、帰りにはお返ししてたかな笑)。

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私がこれまで感じたことがないほどのGIVEの精神。

 

聞けばそれはお父さんやご両親が、出会った人たちにしていたからだと。場所や国は移っても、家族が大事にしてきた姿勢がちゃんと伝わっていることに感動しましたし、私が”難民”という言葉に持っていたイメージとは大きく違いました。

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一方で、ハッピーは話ばかりでもないのもたしかでした。ご家庭に伺い、クローズドな中で大人たちにインタビューすると、シリア人とトルコ人の溝、希望がもてない、など重く辛い話も。

  

私たちが普段日本で取り組んでいる「発達に特性のある子どもたち」が社会とうまく接しられない現状と重なる部分もありました。「人とちがう」ということの双方の壁、や現状への無理解から起こる溝など。

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ただし、そこにある溝に”人と人を繋ぐ、音楽やアート”という切り口で挑む現地の人がちゃんと居ました。

一つの曲をトルコの言葉&シリアの言葉で歌う合唱の映像などをみて、正解のない音楽だからこそできることがあると、とても勇気をもらいました。

 
英語がほとんど聞き取れない私ですが、そのシリア人音楽家が話すメッセージは、まるで気持ちで繋がっているように、言いたいことが全部入ってきたようでした。

 
私たちにできることを共に考えていきたいと思います。

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こんにちは!Piece of Syriaの中野貴行です。

武藤さんに2024年のトルコ出張に合流いただき、トルコの補習校や音楽に関わる取り組みをしている協力団体のNGOを一緒に訪問いただきました。

 

Piece of Syriaでは「文化」を通じて、シリアの子どもたちが未来を築く土台を作るプロジェクトを実施していきます。
今回、コラムを書いていただいた武藤さんとも協力しながら、新しいプロジェクトを進めています。

この活動を安定的に進めるためにも、是非この機会に私たちの活動を共に進める仲間になって下さい!

「まずは活動について知りたい」と思われた方は、是非SNSのフォローイベントにご参加ください!

 


 

 

 

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