谷桃子バレエ団YouTubeをご覧になり、このブログに来てくださってありがとうございます。
Piece of Syriaの中野貴行です。弟の吉章が紹介してくれましたが、私はシリアの子どもたちに教育支援をする団体を運営しています。
これまでに5万人を超える子どもたちに教育を届け、またシリア地震の際には緊急支援も行ってきました。
その活動が評価され、2023年にはNewsweek「世界が尊敬する日本人100」にも選出いただきました。
恐縮ながら、寺田宜弘さん(ウクライナ国立バレエ芸術監督)、大谷翔平選手、八村塁選手、宮崎駿さん、坂本龍一さんといった方々と共に選んでいただいております。
実は、シリアにもバレエ教室やバレエ団が存在していたことをご存じでしょうか?
戦争前のシリアには、都市部を中心にバレエ文化と教育の基盤が存在していました。都市部には、子ども向けのバレエ教室がありました。ピアノや英語と同じように「習い事」のひとつとして広がっていたのです。
1980年代以降は、ダマスカス・オペラハウスを舞台に、国内外の公演が行われました。戦前のシリアでは、女性や少女も自由に踊れる環境がありました。
バレエは「国際的な教養」として、多くの家庭で受け入れられていたのです。 つまり、シリアは「芸術と文化を楽しむ国」でもあったということです。
(2008年、戦争前のシリアの音楽ホール。戦争中もコンサートが行われていた)
しかし、内戦が続いた今、シリアの子どもたちの3人に1人は学校に通えません。
文化や芸術を楽しむどころか、安心して学ぶ環境すら失われています。
Piece of Syriaでは、子どもたちが未来をつくれるよう、幼稚園や学校教育のサポートを行っています。
そうした私たちの活動は、冒頭でお伝えしたNewsweekだけでなく、NHK、テレビ朝日、各種新聞などでも紹介していただきました。
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私たちはまだまだ小さな団体ですが、多くの方の信頼に支えられ、大きな成果を築いています。
そして、現在、シリアの文化を守るための活動も開始し、「かわいそう」ではなく「シリアの豊かで美しい文化」を知ってもらうことで、シリアを応援してくださる方を増やしていくための活動を進めております。
谷桃子バレエ団Youtubeをきっかけに、シリアやPiece of Syriaに出会ってくださったことを心から嬉しく思います。
芸術が人の心を動かすように、あなたの一歩が、シリアの子どもたちの未来を動かします。
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