.jpg)
皆さんこんにちは。
Piece of Syriaボランティアの木村優月です。
10月17日にオンラインで開催された「シリアの今とこれから〜広島・長崎から受け継ぐ平和の想いを、あなたとシリアに届ける」をレポートさせていただきます。
今回のイベントでは、Piece of Syria代表の中野貴行さんと、なかよし学園代表の中村雄一さんのお二人をゲストにお迎えし、2024年12月のアサド政権崩壊を経たシリアの「今」と「これから」について、現地での体験を交えながら語っていただきました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
本イベントのアーカイブは一般公開の予定はありません。
下記のイベントページ(10/30まで)のチケット欄からお申し込みください。
https://syria-20251030.peatix.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━
まず、2016年からシリアで教育支援を続けてこられた中野さんは、政権崩壊後のシリアで、子どもたちが再び「学ぶ喜び」を取り戻し始めている希望の姿を伝えてくださいました。
そして、アレッポ大学で日本語を教えられた経験を持つ中村さんは、「戦後80年の日本から、戦後0年のシリアに伝えられること」をテーマにお話しされました。
特に印象的だったのは、広島・長崎の平和教材(平和カルタや絵本など)を使い、現地の学生たちと「平和」について考えたというお話です。
また、中村さんが南スーダンでの経験を語ってくださったことも、深く心に残りました。
「世界は残酷だ」という言葉をリアルに感じ、「どうして自分だけハッピーなんだろう」と悩んだというお話。そして、ズボンを欲しがっていた男性に、ご自身が履いていたズボンをプレゼントしたところ「初めて笑ってくれた」というエピソード。
支援の難しさと、それでも人と人が心を通わせる瞬間の尊さを同時に感じ、胸が熱くなりました。
「教材がなくても授業はできる」と、指を折るジェスチャーなどで工夫して授業をされていたというお話には、どんな状況でも知恵と情熱があれば「学び」は実現できるんだという力強さを感じました。
また、シリアでは日本のインスタントラーメンが人気で、日本への評価も高いというお話は、私たちにできることの新たな可能性を感じさせてくれるものでした。
お二人の話を聞いて、シリアは決して「遠い国」ではないと改めて痛感しました。
中村さんが繋ごうとした広島・長崎の「平和への想い」と、中野さんが育んでいる「未来への希望」。この二つが今、まさにシリアという場所で交差しているんだと感じます。

「『知ること』から、平和をつくる一歩を踏み出してみませんか?」
イベントで投げかけられたこの言葉が、今も胸に響いています。
大学生の私に、今すぐ現地でできることはないかもしれません。
でも、こうしてイベントで聞いたリアルな声を自分の言葉で発信すること、そしてシリアの状況を知り、考え続けること。それが、中村さんのお話にあった「初めての笑顔」や、中野さんの支援する子どもたちの「学ぶ喜び」に、いつか繋がっていくと信じています。
貴重なお話をしてくださった中野さん、中村さん、そしてご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
Piece of Syriaは、これからもシリアの子どもたちに教育を届ける活動を続けていきます。
まずは「知る」ことから、皆さんも一緒に平和への一歩を踏み出していただけたら嬉しいです!
.jpg)
「日本の価値に気づけました。平和の作り方には色々な形があるということに気づくことができ、中村さんの今までの人生を聞かせていただけたような貴重な時間でした。交流会では、安心感のある場にしてくれたお陰で、とても話しやすかったです。」(30代 / 関西 )
「中村さんのとても貴重なお話やお写真を拝見することができて、大変満足しました。最後の交流会で、支援をこれだけ頑張ってもまだまだ辛い人がいるのが辛いと中村さんがおっしゃっていて…途上国への支援は世界中の全員が協力していかなければならないことだと感じました。」(10代 / 関東・甲信越)
「広島の特別支援学校とルワンダの子どもたちを結ぶ活動に感動しました。机上の勉強だけが学びではなく、思いがけない場所でも学びを見つけられることを伝えられる大人になりたいと強く実感しました。」(20代 / 関東・甲信越)
「資料を活用した視覚的な情報が充実しており、アフタートークで登壇者と双方向のやりとりができたのが良かったです。実際に赴かれた先が戦地になってしまった時の映像など、テレビや新聞では感じ取りにくいリアルを知ることができました。」(10代 / 中国・四国)
「お話が面白く終始笑っていました!話を聞いて世界が広がりました。私の夢は戦争が不可能な社会をつくることですが、その実現には教育が大切だと改めて感じました。」(30代 / 関東・甲信越 )
(注)上記は原文を整理して抜粋したものです。全文を掲載していない方の意見も多数寄せられています。全回答はイベント運営チームで大切に保管・活用いたします。
アサド政権崩壊後、15年ぶりにシリアを訪れた、Piece of Syria代表・中野が見た現地の今、そして、これまでの成果と、これからの課題についてお伝えします。
初めてPiece of Syriaを知る方も、最近のPiece of Syriaについて知りたい方も必見です!
【日時】10月30日(木)20:00〜21:30 (+ 交流会)
【参加費】無料
【参加方法】Zoom(※アーカイブ配信あり)
【詳細・申込】 https://syria-20251030.peatix.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現地で活動するシリア人スタッフが登壇し、シリアの現状や、私たちのこれまでの実績と、これからの教育支援について語りました。
・通訳パート削除・字幕のみ版:https://youtu.be/ojZvqpKV2Vg
・文字起こし:https://readyfor.jp/projects/syria2025/announcements/399161
<クラウドファンディングのご案内>
シリアの再出発に学びの拠点をー幼稚園の運営で子どもたちの未来を作る
「Piece of Syria」の“Piece”は、パズルのピースのように一人ひとりの力を合わせて、平和を実現する大きな力にしていくという想いを込めています。
そんな平和のひとかけらとなって、一緒に歩んでいただけたら幸いです!
どうか皆様の力を貸していただけないでしょうか?
プロジェクト詳細: https://readyfor.jp/projects/syria2025
【目標金額】750万円(All-in)
【公開期間】2025年9月25日(木)〜 11月7日(金)23:00まで
【資金使途】シリア・アレッポ市での幼稚園運営費(生徒 150人)