皆さんこんにちは!Piece of Syriaインターンの岡田です。
今回は『本音トーク!~Piece of Syriaを支えるスタッフたちに迫る~』シリーズの第2弾をお届けします!
第2弾に登場するスタッフは、Piece of Syriaファンドレイジングマネージャー・島彰浩(しま・あきひろ)さんです!
島さんはこれまでの経験の中で培ったファンドレイジングのスキルを活かして、Piece of Syriaの活動に関わっています。
今回のインタビューはインスタライブを通して実施されました。ご視聴くださった皆様、ありがとうございます!
本日は前編をお送りします。
(岡田)
まず簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
(島)
はい、皆さんこんばんは!Piece of Syriaファンドレイジングマネージャーの島と申します。Piece of Syriaでは資金調達を主に担当していて、今年の4月から職員として活動しています。
それまでは、別のNGOで同じくファンドレイジングを担当し、国際協力業界にはもう10年ほど携わっています。よろしくお願いします!
(岡田)
ありがとうございます!よろしくお願いします。
では早速、1つ目の質問に移らせて頂きます。
今仰っていたように、島さんはこちらの業界に長く関わってこられたと思います。そんな島さんには、国際協力を通して叶えたいこと・成し遂げたいことなどはありますか?
ぜひ伺いたいです!
(島)
はい、ありがとうございます。
私が国際協力の世界にガッツリ入り込んだのは大学院で勉強した時です。しかし、そもそものスタートは、戦争や紛争によって人が傷ついたり亡くなったりする世界をどうにかしたい!という思いでした。
今も「戦争の無い世界を創る」というゴールを掲げながら仕事に当たっています。
特に感じているのは、自身が紛争地域を訪れる経験をした際に紛争後の地域で暮らす人や現地の様子を見た時の「なんて不条理なんだ!」という強い思いです。
(コンゴ民主共和国で紛争下の中生きる女性たちと踊っている島さん)
この国のこの場所に生まれたというだけで、自分の力ではどうにもできないことが起き、その人の力だけでは立ち上がれなくなってしまう様子を目の当たりにしました。この不平等な世界を、自分の仕事を通して少しでも改善に繋げられたら良いな、と思っています。
大事なのは、不条理な世界に生きて苦しい思いをしている人たちに対して支援する側が全てを提供するのではなく、その人自身の力によって生活や環境が変わっていくプロセスを創ることだと思います。そういった支援を今後もできるようにしたいと思います。
(岡田)
なるほど、そうですね…!ありがとうございます。
私も学部時代に支援の在り方に関しては大学の授業や、自身が所属していた学生団体の活動を通して考える機会がありました。この点については、今後も国際協力に関わることすべてが考えなければならない重要な点だと感じました。ありがとうございます。
(岡田)
では、そういった国際協力への思いをお持ちの島さんが、シリアで子どもたちに教育支援を届けるPiece of Syriaをなぜ選んだのかという点について、深掘りしても良いでしょうか?
(島)
はい、そうですね。やはり、シリアという国自体の難しさがあると思っています。私がこれまで関わっていた地域はアフリカがメインだったので、そこと比較したときのシリア・中東地域ならではの複雑性、難しさという部分に興味を抱きました。
シリアが平和になるためのプロセスが達成されれば、それは世界全体にとっての財産となり、同様の問題を抱える他の国でも平和を構築するための礎となると思います。
このプロセスの達成に挑戦できることや、素晴らしい価値の大きさに惹かれたことで、Piece of Syriaで活動することを決めました。
(岡田)
なるほど、ありがとうございます。シリア独自の難しさという点は、私も少しずつ学んできているのですが、その複雑性に島さんはやりがいを感じられているんですね…!
(島)
そうですね。大学院でもアフリカの研究をして、以前所属していたNGOでもアフリカに関わっていた中で感じたのは、アフリカと日本の繋がりの強さや近さでした。なのでアフリカについての発信は、日本においてより伝わりやすいと感じていました。
(島さん撮影の、ケニアの景色)
比べて中東に関しては、日本においては少々取っつきにくさがあると感じていて、これらの点は今行っている活動における難しさだと思っています。
自分が行っているファンドレイジングという仕事は、中東地域について発信し、応援してもらうことで資金を集めるというものなので、この点については良く考えます。
(岡田)
ありがとうございます。
前半は以上です!次回の後半では、島さんにとっての教育支援とは何かについて詳しく伺っていきます。
お楽しみに!