活動報告

maaaruプロジェクトにご支援いただき、地震の被害を受けた小学校を修繕しています

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こんにちは。Piece of Syriaの鈴木です。

 

この度、日本寄付財団様の「maaaru」プロジェクトに採択していただき、地震の被害を受けたシリア北西部の小学校の修復を実施しました。

 

こちらの小学校は、現在実施中のクラウドファンディングの支援対象とは別の小学校で、SAKURA幼稚園を運営する現地パートナー、Education without Bordersが支援する地域の学校です。

 

今回maaaruプロジェクトのご支援で修繕を進めている、2つの小学校の様子をご紹介します。

 

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Al Ansar校 児童数120名

今回支援の対象となっている小学校は、どちらもトルコとシリアの国境にある山岳地帯、イドリブ北西部に位置している「Al Ansar校」と「Dar Al Zaytun校」です。

 

険しい地形と厳しい気候が特徴で、雇用機会の少ない地域です。6歳から12歳の子どもたちが通っています。

 
学校は戦争の最中2013年に設立され、最初の5年間は教師たちはボランティアで働いていました。その後、現地NGOの助成により毎月の給与を支給できるようになりました。
この学校は、シリア国内の戦争から逃れてきた、さまざまな地域からの避難民を多く受け入れており、多くの子どもたちは戦争が原因で以前の学校を中退していました。

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Dar Al Zaytun校修繕前の教室(児童数170名)

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Al Ansar校修繕前の教室

2023年2月6日にシリアとトルコを襲った大地震の際、本校は被害を受け、外壁の一部が崩壊し、教室内にも大きな亀裂が生じました。決して、子どもたちが安心して勉強ができる環境ではありませんでした。

 
ラップトップ、プロジェクター、プリンターなどの教育用機材が不足しており、IT教育を行うことに難しさを感じています。また、電力の供給が安定していない地域であるため、太陽光発電が無いと電力を使うことが非常に不便な状況です。

 
公共の交通機関も周囲にないため、生徒や先生方は長距離を徒歩で登校しています。

 

今回の修繕では主に、破損した屋根や窓、床などの修復、電力設備の修繕、壁の塗装、ホワイトボードの取り付け等を現地パートナーの協力のもと、実施しました。

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壁に亀裂が入っているのが分かります

支援校のあるシリア北西部は、他の地域から逃れてきた「国内避難民」が多く集まる場所です。人口が増えて子ども達の数も増えているため、学校や先生が不足しています。

そのような状況下に追い打ちをかけるように、2023年2月に発生した大地震では、シリア北西部は大きな被害を受け、地震から半年以上経った今でも、学校の校舎が修復できずに教育を受けることができていない子どもが多くいます。

 

今回助成いただいたことで、校舎の修繕を進め、学校は9月から再開しております。

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