いつもご支援いただき、ありがとうございます。
Piece of Syria 学生インターンのまこ・りさ・るなです。
この度、支援者様のひとり、たかきあゆみ様にインタビューをさせていただきました。
温かいまなざしで、ゆったりとお話される中に、平和への強い想いを感じられ、高木さんのような方にご支援いただいていることをたいへん心強く思いました。
すでに国際協力をしていらっしゃる方も、何か活動したいと迷っておられる方も、ぜひご一読ください。
Piece of Syriaのご支援者であるたかきさんは、熊本を拠点に国際協力・平和教育に関わってこられました。代表・中野との出会いは2年前、Piece of Syriaのオンラインイベントがきっかけです。
”かわいそうな子ども”を支援するという雰囲気ではなく、”明るい未来をつくる”ことを目標に前向きに取り組む姿に共感いただきました。
Piece of Syriaによるダマスカスのオンラインツアーにたかきさんが参加されたとき、では、「それまで知りたくても情報が入ってこなかった『「現地のリアル』が見えた」と感じられた、と言います。
「メディアでは荒廃した印象ばかりだったけど、公園が整備され、市民活動があることに驚きました。やっとシリアの“今”が見えた気がしました」
このツアーには、高木さんが毎月開催しているワークショップの参加者も視聴されて、シリアのことをあまり知らない人でも、興味を持って見てくださいました。
たかきさんの国際協力への想いは小学生の頃から。
学校の平和学習や戦争を取り上げるテレビ番組がきっかけで、「怖いけれど無視できなかった」。この頃から、戦争や紛争を”遠い出来事”ではなく”自分事”として捉えていたそうです。
そして、平和への想いは消えることはなく、のちに娘さんを連れて中東への難民取材旅につながっていきました。
たかきさんが難民と向き合う時の姿勢は、”私たちがこれから国際協力をする中で心にとめておきたいこと”だと、私は思います。
それは、「難民も、自分と同じ“普通の人”。“かわいそう”と思うことで、上下関係が生まれてしまう。同じ目線で尊重し合うことが大切。」ということです。
この価値観は、たかきさんご自身が取材を通して、相手を〇〇さんという固有名詞として認識できるようになったことから、育まれたそうです。
支援を”する側”、”される側”という立場で接すると、難民の方々は被害者らしく振る舞わなくてはという気持ちになってしまうかもしれません。しかし、誰しもが今日を生きるひとりの人間であり、様々な感情を抱えて生活しています。
そのことを忘れず、普通の人間どうしとして向き合うことが相手への尊重に繋がると、お話を伺いながら思いました。
現在たかきさんは社団法人で平和学習のゼミを毎月開催中です。
「対話にはスキルが必要。対話する力があれば、暴力ではなく思いやりある関係が築ける」教育の質やあり方にも関心を持ち、ただ教育をするのではなく、どのような社会に繋がるのかを見据えた教育を考えたいといいます。
Piece of Syriaのスタッフや支援者の皆さんの姿が眩しくて嬉しい!
一人で走るより、誰かと走る方が心強いですよね。やっていることは違っても“仲間”という感覚です。
国際協力をしている方や、国際協力に関わりたい、と思っている方と一緒に、『わくわく』を見つけていきたいですね!
【たかきあゆみ】
・フォトグラファー
・小学6年生からインスタントカメラやコンパクトカメラを持ち歩く。同時期、世界の子どもの現状を知り、国際協力の世界に関心を持つ。
・2009年よりキッズフォトスタジオ勤務。
・2010年に撮影のため西アフリカのブルキナファソを訪問。
・2014年はちどりphotoをスタート。子どもや家族の写真をを撮る一方、ドキュメンタリーフォトグラファーとして活動。地元の農家さん、職人さんなど、人々の思いや生き方に焦点を当てた撮影を続ける
・2016年の熊本地震では、メディアに届かない声を発信したいと取材をし、ブログで発信。
・2019年5〜9月、当時5歳の娘と一緒に、欧州・中東(14カ国/110日間) の旅に出る。