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こんにちは、Piece of Syriaの中野貴行です。
9月末の決算が終わり、理事会を経て、本日12月18日に総会を実施しました。
法人化する際に正会員として参加し続けてくださる皆様へ、令和三年度(2021年10月〜22年9月)の活動報告、決算報告をするのが総会です。

令和6年度の事業報告書および決算関係書類について説明を行い、承認されました。
令和6年度は、シリアを取り巻く状況が大きく動いた1年でした。そうした中でも、Piece of Syriaは「教育」と「心のケア」を軸に、以下のような活動を実施しました。
<シリア国内での幼稚園運営>
・アレッポ県郊外テルマニーンでの幼稚園・サマーコースの実施
・人口動態の変化を受け、2025年9月からはアレッポ市内へ拠点を移転し再開
<心理社会的ケアと学校復学支援>
・政権崩壊後の不安定な状況下で、約2,500人の子どもを対象に心のケア活動を実施
・保護者向け研修を行い、家庭での関わり方の改善にもつなげました
<学校修復・教育環境の整備>
・アレッポ近郊での校舎修復
・デリゾール県での学習机修繕による試験実施支援
・障がいのある子どもたちのための特別支援学校建設(建設中)
<トルコでの補習校事業(~2025年8月)>
・帰還の進展を受け、補習教育の拠点をシリア国内へ移行
こうした活動を通じて、紛争や避難を経験した子どもたちが、再び「学び」に向かうための土台づくりを行ってきました。





代表の中野からは、
・アサド政権崩壊後、15年ぶりにシリアを訪問した際に見えた現地の現状
・「戦争が終わった」と見なされる一方で、国際支援が減少している課題
・帰還が進む中で、教育ニーズが変化している実態
について報告しました。
また、
・組織運営の見直し(支出の抑制、体制の再編)
・収入基盤強化に向けた取り組み(表彰、認定NPO取得への挑戦、JPF登録など)
についても共有し、「変動するシリア」と「安定した団体運営」の両立を目指す方針を確認しました。
参加者からは、現地の教育ニーズや今後の活動のあり方について、率直な意見や応援の声が寄せられました。
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総会は、単なる事務的な報告の場ではなく、
支えてくださる皆さまと現状を共有し、これからを考える大切な機会だと、改めて感じています。
シリアの状況は今も大きく変化し続けていますが、だからこそ、現地の声に耳を傾けながら、持続可能な形で活動を続けていきます。
今後とも、Piece of Syriaの活動を温かく見守っていただけましたら幸いです。
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