こんにちは。事務局の鈴木です。
Piece of Syriaは、一般財団法人日本国際協力システムの「2022年度JICS NGO支援事業」の助成を受け、シリアの平和を担う教育支援のためのファンドレイジング強化プロジェクトを進めています。
2023年3月より、ファンドレイジング伴走支援として、認定NPO法人テラルネッサンスのマーケティング・オフィサー島 彰宏氏(以下、島さん)をコンサルタントにお迎えし、団体のファンドレイジング力アップに取り組んできました。
今日は、普段はあまりご紹介することのない団体の「裏側」の取り組みについて、ご紹介させていただきます!
Piece of Syriaは、2016年に代表の中野が設立してから、ボランティアやプロボノスタッフの参加によって活動してきました。
ファンドレイジング専門の職員がいない中、中野が中心となりこの数年間ファンドレイジングを行ってきましたが、やはり手探りの取り組みでは苦労も多くありました。
シリアで求められる教育支援のニーズに応え、効果的な支援活動を行っていくためには、十分なファンドレイジング力を備えた団体として成長していく必要があります。
今年の2月から、鈴木が事務局業務全般の専従職員として、そして3月からは坂田実緒子がファンドレイジング担当職員として非常勤勤務していますが、ファンドレイジングに専門的に従事した経験はありません。
Piece of Syriaは、「一人ひとりのチカラが発揮できる社会」の実現を大切にしているので、今関わっているスタッフ一人一人のファンドレイジング能力を向上させることを目指し、今回のプロジェクト申請に至りました。
認定NPO法人テラルネッサンス職員の島さんに、ファンドレイジング伴走支援をお願いし、既存の団体スタッフと一緒にファンドレイジング戦略について考えたり、アドバイスを受けたりしています。
具体的には、コアメンバーとの毎週のミーティングや、スタッフ・プロボノが集まる「広報・ファンドレイジングチーム」のミーティングに毎回参加していただいています。
これまでは、何をやるにも専門的な知識や相談できる場所がなく、「とにかく自力で頑張る!」というような状態でしたが、島さんに入っていただいてから、効果的な戦略を意識しながらファンドレイジング計画を立てることができ、大きな成長を感じています。
支援者さんとのコミュニケーションや、助成金申請の書類作成等においても、外部の視点からきめ細やかなアドバイスを頂いていて大変力になっています。
特に、5月~6月に行った「パートナー会員募集キャンペーン」と9月~10月に行ったクラウドファンディングでは、島さんの存在のおかげでチームとしての団結力が高まり、過去最大の成果を生むことが出来ました。
ケニア、愛知、静岡、東京、京都、そして世界一周旅行中のスタッフが一堂に会する「広報・ファンドレイジングチーム」のミーティングでは、平日の遅い時間にも関わらず皆元気に参加しています!画面最上列右端が島さん。
本プロジェクトは、2024年3月に終了します。
残り約3カ月間では、ファンドレイジングスタッフとの個別面談を通した分業体制の見直しや、活動を知ってもらうための広報施策を進めていきます。
一年間の総まとめとして、これまでに培ったファンドレイジングチームの力を集結し、より多くの支援をシリアへ届けられる団体として自走できる状態を目指します!
引き続き、活動を見守っていただけますと嬉しいです!