活動報告

【レポート】観光国シリアへの旅と戦争の記録 〜未来に向けて私たちができること〜(後援:JICA)

皆さん、こんにちは。Piece of Syria 学生ボランティアのるのです。

2026年4月26日(日)、JICA東京にて、「観光国シリアへの旅と戦争の記録 〜未来に向けて私たちができること〜」が開催されました。
当日は約60名の方にご参加いただき、大イベントとなりました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!



「文化の力」から平和を考える

本イベントでは、Piece of Syriaが新たに挑戦する、目に見える支援のその先にある「文化の力」という視点をもとに、未来への誇りを取り戻す可能性について、多角的にシリアを考える機会となりました。
会場には、国際協力や中東地域に関心を持つ方々を中心に、幅広い年代・多様なバックグラウンドの参加者が集まり、終始あたたかく熱量のある空気に包まれていました。


専門家の語りから見えてくる「文化と平和」のつながり

当日は、考古学・文化遺産保護を専門とする研究者の安倍雅史氏と、中東地域研究を専門とする黒木英充氏による講演が行われました。
お話の中で繰り返し語られていたのは、文化遺産は単なる「過去の遺物」ではなく、人々の誇りやアイデンティティを支える存在であるという視点です。そして、それを守り次の世代へとつないでいくことが、社会の安定や平和の土台につながるということでした。
教育支援や復興支援、食料支援ももちろん重要ですが、「帰る場所」を守るという意味で、文化保護の重要性を強く実感する講演となりました。また、お二人ともシリアを単なる研究対象としてではなく、「大切な場所」として語られていたことが印象的でした。

VR体験で「遠い国」を「自分ごと」に


会場では、VR映像を活用した体験も行われました。
シリアの賑わうスーク(市場)やウマイヤド・モスクを、360度映像でその場にいるかのように体験することができ、シリアを「遠い国の出来事」ではなく、「自分が訪れた場所」として感じるきっかけとなりました。

対話から生まれる、新しい気づきとつながり


今回のイベントの特徴のひとつが、参加者同士のグループディスカッションです。
6人ほどのグループに分かれ、気づきや問い、自分たちにできることについて意見交換を行いました。初対面同士でも対話は自然と深まり、それぞれの経験や関心から多様な視点が共有されていました。

今回のイベントの特徴のひとつが、参加者同士のグループディスカッションです。

6人ほどのグループに分かれ、気づきや問い、自分たちにできることについて意見交換を行いました。初対面同士でも対話は自然と深まり、それぞれの経験や関心から多様な視点が共有されていました。


参加者からも、

・多様な視点に触れることで理解が深まった
・熱量のある参加者と話すことで勇気をもらった

といった声が寄せられました。


「支援」を超えて、文化でつながる未来へ
イベントに参加してくださったシリア人の方が、
「こんなに多くの日本人がシリアを愛してくれていることに感動した。自分ももっと頑張ろうと思う」
と話されていました。

支援する・されるという関係ではなく、互いに影響し合いながらより良い未来を築く可能性を感じました。 つくる関係性が感じられ、今回のイベントは、「文化」が人と人をつなぎ直し、社会を編み直していく力を持つことを改めて考えさせられる機会でした。

イベント後のアンケートで、参加者からの評価も平均4.53 / 5.0と高く、多くの方にとって実りある機会となったようで、嬉しく思います。
この場から生まれた対話とつながりが、これからの新しい一歩へと広がっていくことを願っています。



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