こんにちは。スタッフの坂田です。
1月14日(日)に大阪にて開催した、2024年初のPiece of Syria活動報告会の様子をお伝えします。今回の活動報告会は、普段海外在住の代表が一時帰国するタイミングに合わせて実施したもので、普段はオンライン中心に活動するスタッフと、日々活動をご支援くださる方に向けて、寄付によって、現地にどんな成果が生まれたか、また2024年にどんな活動に取り組んでいきたいか、など中心にお伝えするために開催しました。
新年明けてすぐの、慌ただしい時期にもかかわらず、20名以上のみなさんが
お集まりくださいました。
第1部では、代表の中野より、直近の活動内容で達成できた成果についてご報告しました。
活動地であるシリア北西部にて運営する、SAKURA幼稚園は、300名まで生徒数が増えています。昨年シリア人スタッフが来日したことで、当団体が運営するSAKURA幼稚園の教員やスタッフの研修等教育の質の向上にも力を入れることができました。
また、昨年2月に起きた地震における緊急援助で集まったご支援では、
今まで幼稚園の運営において培ったネットワークを活用し、
食料や家の修繕費などの物資支援や現金給付に使わせていただきました。
地震からまもなく1年を迎えようとする今、緊急支援よりも、継続支援の必要性、
そして心理的社会的なケアが子どもだけでなく、大人にも必要であることや、
復興にはまだまだ時間がかかることもお伝えし、見守り、寄り添い続けることの意味を
私自身再確認する機会でもありました。
後半に、個々のスタッフからそれぞれの担当分野についてお話しする
機会を設けることにも挑戦しました。
昨年7月にトルコ出張で見聞きしたことについて、鈴木が。
Piece of Syriaらしいファンドレイジングについて、広報担当の坂田から、
普段、プロボノとして関わることの魅力や気づきについて、伊藤さんから、
最後に、昨年から伴走支援としてPiece of Syriaに関わってくださるテラ・ルネッサンスの島さんから、団体の特長や強みについて、お伝えしました。
第2部では、「アラビア語早押しクイズ!」のアイスブレイクを挟み、和やかな雰囲気で始まりました。
ワークショップのテーマは、
・Piece of Syriaに対してどんなことを期待していますか?
・理想の姿を目指すため一緒にこんな活動ができそう!
ワークショップは大人も、子どもも和気藹々。
平和なシリアの未来を思い思いに描きながら、
参加者の皆さんと、話し合いがどんどん進みます。
シリアファンを増やす活動として、様々な面からシリア文化を紹介するイベントを
リアルでもオンラインでも開催する。
平和活動を行っているピースボートなどの他団体や大学のサークルなどとのコラボを!
日本人との交流機会を増やし、シリアを助けるというよりも、
シリアから学ぶ姿勢を日本が気づくことが出来ればと思います。
シリアは寒いから、”こたつ列車”を走らせたい!
シリア、日本、子ども同士の交流をしてほしい。
それぞれ、とても夢のあるお話しが出てきて、私たちの活動は、スタッフだけでなく、
支援者の方と一緒に知恵を絞り、未来に向かって進んでいく活動なのだと、改めて気づくことができました。
そして、「課題ではなく、魅力を伝える」ことが、前向きなエネルギーにもつながり、
私たち自身も参加者の方から勇気をいただく機会でもありました。
<参加者のみなさんと一緒に。2024年も活動を引き続き共にする”パートナー”です!>
Piece of Syria が目指しているのは、支援する側とされる側という関係性を超えたフラットな関係でシリアと関わり続けることであるということが、登壇者のお話やワークを通じて参加者全員に共有されたことが印象的でした。
シリアのことを学ぶこと、交流をもつことは、きっと日本の子供たちにとっても良い経験になると実感しました!
登壇者の皆さんからとても素敵なメッセージを頂きました。これからも皆さんと一緒に現地へ行ってシリアの皆さんと交流できる日がくるまで、活動を応援していきたいと思います
初めて参加しましたが、雰囲気がよくみなさんの笑顔が印象に残った。
未来に向けて活動しているんだ、と実感が持てた。
毎回イベントを開催するときに感じるのは、支えてくださるおひとり、おひとりのチカラあってこその、Piece of Syriaだなということです。
誰一人欠けても成り立たない、それがPiece of Syriaの活動の魅力でもあり、
特長なのだと思います。2024年も、みなさんと一緒に活動をつくって行けたらと思いますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
<当日寒い中、外で参加者誘導など、ボランティアしてくださったお二人とスタッフで>