お知らせ

サダーカ・イニシアチブの地震支援に寄付を届けました

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いつも応援をありがとうございます。

Piece of Syriaの中野貴行です。

 

この度、Piece of Syriaは、今年2月に発生したシリア地震の被災者に対し、支援を行なっている「サダーカ・イニシアチブ」に寄付を届けました。

●私たちPiece of Syriaの支援における理念:必要な支援を届けること

私たちは、支援そのものが不要になることを目指し、「シリアの人たち自身が問題解決ができる」応援をする、裏方でありたいと考えています。しかし、10年以上続く戦争、そして今年2月の地震の中、支援が必要な状況が続いているため、シリア人のNGOと協力しながら活動をしております。

 

残念ながら、戦争によってシリアは、地域ごとに、政治的な分断が起こっています。

 

私は戦争が起こる前の2010年3月までシリアに住んでおり、その時からの友人が、シリア国の色んな場所に住んでいます。だからこそ、特に地震被災のような状況のなか、「住んでいる場所を理由にして、支援が届かない地域」が生まれることはとても悲しく感じます。

 

こうした想いから、Piece of Syriaとしても「今、最も必要な人に、必要な支援を届けること」を大事にしたいと考えます。

 

 


(2010年、シリアで現地コミュニティに入り込んで活動していました)

●サダーカ・イニシアチブとは

サダーカ・イニシアチブは、今年3月に立ち上がったシリア地震被災者支援キャンペーンです。日本と歴史的につながりが深いトルコの陰に隠れて、紛争と震災という二重苦にあえいでいるシリアに充分な支援が届いていないことに心を痛めた有志が立ち上げました。

 

 

ウェブサイト:https://sites.google.com/view/sadaqainitiative70
インスタグラム:https://www.instagram.com/sadaqa.initiative.70/
Facebook:https://www.facebook.com/sadaqa.initiative.70/

「サダーカ」とは、アラビア語で「友情」を意味しており、シリア支援団体サダーカ(2012-2021年)に由来しています。私自身、Piece of Syriaとしての活動を始める前から、サダーカの一員として活動しており、ヨルダンの難民キャンプへの現地調査や市民の伊勢志摩サミットに登壇をさせていただく機会をいただいた、恩がある団体です。

 

 


(2016年、市民の伊勢志摩サミットにサダーカの一員として登壇させていただきました)

  

 

 

サダーカのメンバーは、その後、シリアの紛争終結と和平実現に向けたアドボカシー活動を行なう「シリア和平ネットワーク」で活動を続けており、私たちもネットワーク加盟団体として、イベントの登壇や勉強会への参加をしています。

  

 

 
(ヨルダン滞在中に難民キャンプを始め、シリアの人たちや支援団体を紹介いただいたことがPiece of Syriaの原点です)

 

 

●なぜサダーカ・イニシアチブに協力したのか

前述の通り、私たちは、政治的な想いでは活動しておらず、「必要な支援を必要な人たちに届ける」人道支援の団体です。

 

現在、トルコで認可されたシリア人主体のNGOとパートナーとして活動をしており、シリア国内ではシリア北西部のみで教育支援活動を行なっています(トルコ南部も活動あり)。


 
シリアは戦争下にあり、支援は非常に慎重に活動をする必要があると考えます。
 

そのため、実は「一緒に活動したい」というシリア北西部で活動する他のNGOからの声をかけられることもあるのですが、文章だけでのやり取りだけではどのような団体かが分かりかねず、お断りをしています(現在、協力関係にある団体は、日本のNGOからの紹介を受けており、人道支援ワーカーとして国際機関と仕事をしている第三者のシリア人が、評価・モニタリングしています)。 
 

 
今回の地震でも、私たちの団体に限らず、多くの団体が支援を届けにくい状況がありました。



★Piece of Syriaの緊急地震活動について
シリア北西部にて、700世帯の教育関係者への支援を行いました。
 ⚫︎地震支援報告書
 ⚫︎2022年活動報告書
 
 

未曾有のシリア地震にも関わらず、やはり戦争により「住んでいる場所を理由にして、支援が十分に届いていない」状況が起こっていたのです。
 
その中で、
サダーカ・イニシアチブ「分断されているシリア全域への政治的立場を超えた全方位支援」を行なうプロジェクトです。かつ、既知のスタッフが活動しており、政治的なお金の流用が行われていないなど、明確なお金の流れや資金用途についても確認をし、信頼がおける活動だと判断しました。

 

そこで、現在私たちが活動できない場所での活動を託す形で寄付をさせていただきました。

 
(参考)シリア全域への全方位支援は、日本の外務省も行なっています。
https://www.japanplatform.org/info/pdf/20230227_pressrelease.pdf
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press7_000007.html

 

 

●今回の寄付の財源について

普段の活動エリアと違う点も考慮し、わたくし中野が引き受けた講演謝礼による事業収益を財源とし、12万円を寄付しました。

皆様から届けていただいたご寄付については、シリア北西部で行なうPiece of Syriaの活動としてSAKURA幼稚園とトルコの補習校の運営資金、その他、地震後にニーズが増えた心のケアのための活動に大切に使わせていただいております。

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(学校などで講演をしています)
 

 

●今後のPiece of Syriaの活動について

震災復興には時間がかかります。

それは日本の皆様だからこそ、深く理解していただけるのではないでしょうか?

 

私たちは既存の活動である幼稚園運営・トルコの補習校運営に加えて、「心のケア」や「校舎の修復」の活動を行なっております。

 

もし、「何かできることは?」と思ってくださったら、是非お力を貸してください!

 

① リターンもある、現在実施中のクラウドファンディングを応援する(10/31まで)

 https://readyfor.jp/projects/syria2023

 

 

② 平和なシリアに行く未来を夢見て、継続的に支援

 https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html

  

③ SNSをフォローして、周りの人にもシェアする
 https://lit.link/pieceofsyria

 

④ 講演依頼、プロボノなどで活動を応援する 
 https://piece-of-syria.org/whatyoudo


⑤ 大阪マラソンのチャリティランナーとして支援する
   https://piece-of-syria.org/news/info/osaka2024charity.html

 

●活動についてもっと知りたい方はこちら!

【メディア掲載記事はこちら】https://piece-of-syria.org/news/media/all.html
【イベントについてはこちら】https://readyfor.jp/projects/syria2023/announcements/286403



●ぜひ、団体のSNSのフォローお願いいたします!

★Facebook: https://www.facebook.com/piece.of.syria/
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