6月20日は国連が定めた「難民の日」。そこで、世界最大の難民出身国になってしまったシリアについてのイベントを企画しました。
私たちは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指して、
未来を作るシリアの子ども達への教育支援と、平和教育の活動をしています。
Piece of Syriaという団体を立ち上げる前に、代表である中野貴行は、シリアの人たちの状況を知るために、2015年からヨルダン、イラクなどの周辺国から欧州まで10カ国を訪問してきました。
そこで感じたのは、「難民」という「人」がいるのではなく、普通の人たちが「難民という立場」になる、ということでした。
「自分はシリアで難民支援の仕事をしていた(シリアは戦争前、世界トップレベルの難民受け入れ国でした)。難民の気持ちがわかったと思ってみたけど、自分が難民になって初めて、何もわかっていないことに気づいた」
「(僕より良い機種のiphoneを持っていたことについて尋ねたら)よく聞かれるんだよね。なんで難民のくせにiPhoneを持っているんだ、って。違うんだ。iPhoneを持っている人が難民になったんだよ」
(シリアからの難民も多く住むイラク北部の携帯ショップ、2016年)
訪問時から時間は経ってしまっていますが、そこで見聞きした体験をお話し、
難民の人たちの暮らしや、どんな人たちが、なぜ難民になったのかを伝えることで
少しでも身近に感じていただくきっかけになれば、と願っています。
(トルコからヨーロッパに向かい際に立ち寄るギリシャのレスボス島、2016年)
シリアは元々、美しい遺跡や素晴らしい歴史を持つ国です。
そこで、シリア国内にいるシリア人ツアーガイドと協力して、
今のシリアから生中継で、キリスト教の教会ツアーをしていただきます。
もちろん、戦争のダメージは非常に大きいです。
ですが、シリアという国を「戦争」や「難民」といったイメージだけではなく、
その国の魅力に触れていただいたり、「もっと知りたい」「いつか行きたい」という想いを持っていただき、シリアの平和を願う仲間になっていただけたら、という想いで企画したのが、シリアへのオンラインツアーです。
それぞれ、皆様のご参加、ご視聴、お待ちしています!
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シリアの人たちを訪ねて①【ヨルダン】〜2015-16年の旅の記録と記憶〜
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シリアの人たちを訪ねて②【イラク・レバノン】〜2015-16年の旅の記録と記憶〜
【日時】6月23日(木)21:00〜
【申込】不要。Facebookページから配信されます(詳細)
(リマインド用Peatixの申し込み)
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シリア人ツアーガイドと行くオンラインツアー第3弾「シリアの教会とホムス」
【日時】6月26日(日)20:00〜
【申込】https://syria-tour-homs.peatix.com/
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シリアの難民、そして国内で避難民として生活しているシリアの子ども達に、教育を届け、シリアの未来を担う子ども達を育成することも、私たちの大切な活動です。
1日33円から参加できる私たちの活動にも、是非、ご参加くださいませ!