株式会社アビタシオン相談役の大原 和司さん、日本精機㈱代表取締役の髙橋 祐子さんに、Piece of Syriaの経営面のアドバイザーとしてご就任いただきました。
大原さんは、任意団体として設立した当初から応援をいただいていました。NPO法人となってからは正会員として団体の総会で、経営面についてのアドバイスをいただいたり、広報面では私たちが普段、接点を持っていない繋がりを紹介していただいたりしていたのですが、この度アドバイザーとして、定期的に経営面での活動へのアドバイスに関わっていただきます。
髙橋さんは、団体の地元である大阪で、商売を通じてシリアと関わる機会のあった会社を経営されており、社員様向けや経営者の集まりでの講演の機会を作ってくださったり、チャリティのシャツを社員様向けに特別にオーダーしていただいたりする形で、普段より団体を応援してくださっています。大原さんと同じくアドバイザーとして経営面でのアドバイスをいただき、「支援ではない形で、シリアとつながる」という未来を実現するために力をお借りいたします。
お二人がアドバイザーとして参加していただくことで、組織経営を強化し、より多くのシリアの子ども達に安定的かつ継続的に教育を届けて参ります。
(Piece of Syriaが実施する教育支援について、久保田賢一さん、小松太郎さんに、アドバイザーとしてご就任いただきました)
大原 和司さん
株式会社アビタシオン 相談役
<就任メッセージ>
ロータリー財団では、補助金プロジェクト審査において、
①透明性や利益相反の排除といったガバナンスの確立と
②持続可能性、つまり一過性のものではなく被援助側の自立を促す活動内容
の二つを主要な条件としていますが、これは同財団の長い経験に基づくとても合理的なルールだと思っています。
私の、財団における審査と、私募ファンド運用や企業上場におけるガバナンス強化の経験が、この団体のお役に立てたらと思います。
<プロフィール>
1964年福岡県生まれ。東京大学法学部卒。
大手デベロッパー勤務、地元での私募ファンド創業を経て現職。
同時に上場企業の役員、ネイチャーガイド、カフェ店主などに携わる。
ロータリー財団委員を務めていたときに、難民問題が最も深刻なシリアへの支援のできる窓口を求めていてピースオブシリア代表中野と出会う。
髙橋 祐子さん
日本精機㈱ 代表取締役
<就任メッセージ>
「世界は一つ」と言われることがありますが、「世界は、色々」です。
でも、世界の人々が願うことは一つ、「平和で豊かに暮らしたい」。
そんな思いが、Piece of Syriaでは、実現できそうで楽しみにしています。
<プロフィール>
1959年生まれ。 帝塚山学院大学卒業
在学中に交換留学生として、カナダ ブリティッシュコロンビア州立大学に1年間留学。
父親の海外出張に同行し、世界1周の経験をしたことが切掛けとなり、世界中どこへでも行ける感覚が芽生える。 2000年、父親より日本精機㈱を引き継ぎ社長となる。自動車部品メーカーであるが、下請け仕事をせずに、世界70ヵ国以上の補修部品市場向けにエンジンバルブを、自社ブランドDOKUROで製造販売し、今日にいたる。