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シリア・トルコ大地震発生から1ヵ月によせて

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いつもあたたかいご支援をありがとうございます。

スタッフの鈴木のどかです。

 

2月6日に発生した、トルコ・シリア大地震より1ヶ月が経ちました。

私たちの事業地であるガジアンテップとアレッポを襲った大地震。

普段、子どもたちに教育を届けるために、一緒に支援活動をしている現地パートナー自身が被災するという事態で、情報を入手するのも難しいような苦しい日々が続きましたが、皆さまからのご支援のお陰で、すぐに必要な対応を取ることができました。

 

本当にありがとうございます。

 

本日3月6日までで、各所より以下のご寄付をいただきました。

 

募金総額 ¥8,459,737(628名)
 ¥ 4,438,304(150名/楽天銀行)
 ¥ 2,992,418(393名/キャンペーン)★バースデードネーションを含む
 ¥ 799,004  (74名/通常)
 ¥ 67,000  (10名/GIVE ONE
 ¥ 161,982 KANPAI for Syria

 

そして、地震から1ヵ月という節目としてNHKさんにもインタビューを取り上げていただきました。

 

記事はこちら

 

これまでの支援活動

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夜はマイナス1~4度にもなるシリアの冬。崩壊するリスクのある家か外か、という選択に

「まず必要なのは温もりと食糧だ」

という現地パートナーからの訴えを受けて、発災直後より、支援先の幼稚園の周辺地域であるシリア北西部アレッポ郊外を中心に、暖房用の灯油や毛布、食糧、そしてテント等の緊急支援物資の配布を開始しました。

また、支援がない状態が続くと、地域から先生が離れてしまうのを防ぐために、幼稚園の先生達へのサポートを実施しています。

家を失った先生に、家族が生活できるテントの給付、家が修繕できる被害だった先生には修繕費用として現金給付を行なっています。

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100ドル(約14,000円)のご支援でテントを届けることができます

これからの支援について

私たちの支援するシリア北西部のSAKURA幼稚園の生徒たちは無事でしたが、

2月6日を境に人生が変わってしまった多くの被災者の方が周辺地域におられます。

これまでもこれからも、シリアを応援してきた団体として、シリアに寄り添い続けたいと思っています。

 

「戦争からの復興」に加え、「地震からの復興」という新たな課題を抱えることになりましたが、

これまでPiece of Syriaが2016年から続けてきた教育支援が、今回の地震で決して途切れることのないよう、

今後も中長期的な目標として、これからの支援のアプローチを現在ファンドレイジングチームで協議しています。

 

まずは、子どもたちが安心して日常に戻ることができるよう、心のケアを行っていきます。

地震発生の2週間後には、SAKURA幼稚園の子どもたちを対象に心のケアのアクティビティを実施しました。

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しばらく休園していた幼稚園は、現在再開し、先週卒園式も行いました

お願い

Syncableでの緊急支援キャンペーンは昨日終了しましたが、復興には長期的な支援が必要です。

 

引き続き、ご寄付を受け付けています。

 【銀行振込はこちら】
銀行名:楽天銀行
口座名:トクヒ)ピ-スオブシリア
支店名:第三営業
支店番号:253
口座番号:(普通)7246297

(報告書やニュースレターを送付したいので、振り込み前にこちらにご記入いただけるとあり幸いです)

 

  • ●3月6日以降のご支援はこちらから

https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html

 

  • ●チャリティーファッションアイテムはこちらから

https://jammin.co.jp/c/charityfor/pieceofsyria

なお、「物資を送りたいのですが」というお申し出を度々お受けします。

お気持ちは大変ありがたいのですが、当団体では日本からの物資送付は行っておりません。

 

理由としては、以下のようなことが挙げられます。

・現地で物資の調達は可能な状況であり、資金さえ送れば現地のスタッフで物資配布ができること。

・ニーズは刻一刻と変わるため、その時に応じて必要なものに替えられるお金を送るのが最も効率的であること。

・シリア国内に物資を確実に届けるルートが整っておらず、かつ出来たとしても輸送コストが非常にかかってしまうこと。

 

よって、直接ご寄付をいただくことが最も現地のためになります。

いただいたご寄付は、確実に現地の提携団体に送金し、支援に替えさせて頂いておりますので、どうか安心して託してください。

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いただいだご寄付で、現地調達した食糧を届けています

最後に、この1ヶ月間で想像を超える多くの方からご支援をいただき、

「トルコについてはよく報道されるが、支援が届いていないシリアが気になっていた」

「支援先が見えやすいので託したいと思った」

などのあたたかいお言葉をいただいて、本当に嬉しく思っています。

 

大変な状況ではありますが、これまで以上に支援者の方々との繋がりを強く感じた1ヵ月間で、これほど多くの方がシリアを気にかけてくださっていることに感動していました。

 

決して大規模なスケールの支援活動を展開できる団体ではありませんが、現地と密に繋がり、

シリア愛に溢れ、支援の届きにくい地域に着実に支援を届けられる強みが、Piece of Syriaにはあると思っています。

 

これからも、活動を見守っていただけますと幸いです。

 

よろしくお願いいたします! 

 

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