はじめまして。Piece of Syriaの学生メンバー3期生として参加しています、佐々木舞香(ささきまいか)といいます!今回の記事では、私の活動への思いを紹介出来たらと思います。
●日本という窓から見る世界
私は現在、大学二年生としてアラビア語を専攻しているのですが、アラビア語に興味を持ったきっかけはそもそも高校生の時にさかのぼります。
たしかにシリアでの戦争をめぐる報道も関心をもったきっかけの一つではあるのですが、同時に高校での世界史の授業も、いまの私を作っている大きな土台であるといえると思います。ぼんやりと抱いていた、中東といえばイスラム教、テロ、という短絡的なイメージは、たとえばメソポタミアの灌漑技術、アラビア海をゆく美しいダウ船のシルエット、知恵の館、精緻な占星術、多民族を抱合する統治システムといった輝かしい歴史と伝統の数々によってすっかりと霞んでしまいました。
日本という閉ざされた国の中で、一高校生が知ることができる知識とは小さな窓のように限りがあり、さらに意図的に切り取られているであろうことはわかっていましたが、その限られた視界からでもまったく異なった顔を見せてくれる文化集団の存在、それを知ることが出来たことが、いまの私をつくっているのです。
●Piece of Syriaとの出会い
大学に入学したのちも、コロナ禍では留学の見通しもたたず、現地に行ってみたいという思いはつのるばかりでした。そんな時に、昨年度学生メンバーとして活動していた友人の紹介で出会ったのがPiece of Syriaです。
シリアの子供たちに教育を提供し、さらに魅力を積極的に発信するスタンスは、シリアのさまざまな面を知りたいと思っていた私にとって願ってもいないものでした。今現在、学生メンバーとして活動する中で、新しく出会ったPiece of Syriaメンバーの方々や、支援してくださっている方々の物の見方、考え方に触れたり、実際に現地を訪れた体験談を聞いたりすることで、自分の世界もどんどん広がっていっていることを実感しています。
●挑戦してみたいこと
学生メンバーとして、微力ながらシリアの魅力を積極的に発信していきたいと考えていますが、その中でもいま一番興味を持っているのは食文化です。
食という切り口はただ食べて楽しい、美味しいというだけでなく、その材料や作り方から、気候や風土、家計のようす、宗教とのつながりなど、人々の生活について、彼らがどのような背景を持ち、どのような季節の中で暮らし、何に喜び、何に悲しむのか、といった実体をもったつながりへの入り口となりうると思います。この入り口から、一人でも多くの人に、シリアについて興味を持ってもらうことが、今の私の目標です。
▲所属するサークル「アラブ料理研究会」の活動風景です。
●イベント紹介
実は、そんな私がプレゼンターを務めるオンラインイベントを企画しています!
食文化をはじめ、私が大学生活を通して出会うアラブ文化や、アラビア語専攻の授業の様子などを紹介します。
詳細は以下をご覧ください。
是非、私たちと楽しい時間を過ごしませんか?ご参加お待ちしております!
学生メンバー
佐々木 舞香