こんにちは、Piece of Syriaの中野貴行です。
10月31日で終了したクラウドファンディングですが、
残り数分のタイミングで、無事に目標金額を達成しました!!!
本当に、本当に、ありがとうございました!!!
改めまして、この度のクラウドファンディングへのご支援、心より御礼申し上げます。
今回、多くの方々から応援のご寄付や温かいメッセージをいただけたこと、誠に感謝しております。現地の教育プロジェクトマネージャーであるウサマからも、皆さまへの感謝の言葉が届いておりますので、ここにお伝えいたします。
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素敵な日本の友人たちへ
温かいご寄付を届けてくださり、誠にありがとうございます。
今回のクラウドファンディングのご支援のおかげで、シリア北部にあるSAKURA幼稚園の安定的な運営が継続できます。皆様の素晴らしいご支援により、約350人の幼稚園児が良質な教育を受けることができるようになり、心より感謝申し上げます。(※)
今、シリアの子どもたちは多くの支援から取り残されつつありますが、教育の大切さを理解し、その機会を提供してくださる日本の皆様には、深い敬意と感謝の念を抱いております。
シリアの厳しい状況下で、学費無料の質の高い教育を提供する幼稚園を4年間運営できているのは、皆様の寛大なご支援のおかげです。私たちがお預かりしたご寄付は全て、現地のニーズに対応した教育プロジェクトとして充てられています。
途中でキャンペーンが厳しい状況であったことは知っていました。ですが、正直に申し上げますと、今回のクラウドファンディングの成功は驚きではありませんでした。なぜなら、Piece of Syriaスタッフ、そして皆様のような支援者の存在が、教育を必要とする抑圧された子どもたちに寄り添い、支えたいという温かく強い思いを持って下さっていることをよく知っているからです。
どうか、これまでと同様にシリアの子どもたちを決して見放さず、自らの力で未来を切り開く強い世代を育むための活動を、皆様とご一緒に進められれば幸いです。
Piece of Syriaとその支援者である皆様が、長年にわたり築き上げてきた多大な努力に感謝しつつ、これからも共にシリアに平和を広げてまいりましょう。
教育プロジェクト マネージャー
ウサマ
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皆様のおかげで、上記のような大きな成果を今後も実現していくことができます。
本当に、本当にありがとうございます。
一方で、度重なるお願いでご心配をおかけした点につきまして、私自身、深く反省しております。皆様に「こんな素晴らしい成果を現地で実現できた」と実感していただけるような活動報告をし、感謝とお詫びの気持ちをお伝えできればと思っております。
締め切り直前の目標達成となったことで、もしかすると「無謀な挑戦」と映ったかもしれませんので、その点についての補足をさせていただきます。
私たちは無理な規模拡大は行わず、一度始めた支援を止めないことを最優先しています。それは、一度始めた教育支援が止まってしまうことは、シリアの子どもたち、そして地域の大人たちにとって大きな絶望になりかねないからです。
これまでの経験から、継続が難しくなるような運営を避け、安定的に支援できる見込みがあるものに限って慎重に取り組んでいます(昨年は地震被災者支援のため、例外的に期間限定のプロジェクトを行いました)。
また、クラウドファンディング以外の資金調達にも尽力しており、今回のプロジェクトが未達の場合でも、活動の継続は確保していましたが、規模縮小などで現地のニーズに応えきれなくなるリスクも抱えていました。今回の目標達成で、未来につながる質の高い教育を届けられることに心から感謝申し上げます。
「教育は待ってくれない」というのが現地からの心の声です。そのため、私たちは集まったご寄付は迅速に現地に届け、今必要な支援に活用してきました。
昨年の地震支援での例ですと、緊急支援のための寄付は全額使わせていただき、追加のご寄付で創設した「心のケアセンター」の運営を行ってきました。
また、前回のクラウドファンディングでは、集まったご寄付全額に加えて、緊急性を考慮して100万円を追加して現地での活動に使わせていただきました。これにより、地震被害を受けたシリア北部の54の小中学校・672の教室にて、生徒44,242名が教育を教育を受けられる成果を生み出しました。
「将来のために残す」という選択肢を選ばない代わりに、私たちは「自分たちを成長させる」という覚悟を決めています。シリア向けの支援が減っている現実の中で、それは厳しい選択肢であることは間違いありません。ですが、現地での緊急性の高いニーズがあるという差し迫った状況の中で、私たちができる最大限のことをしていきたいと考えています。
「挑戦と成長を続ける団体」としての覚悟は「私たちが挑戦したいから」という一方的な理由ではなく、現地の緊急性を軸に考えた結果であり、それが「無謀な挑戦」にならないために、準備をしてきました。
しかしながら、結果として私たちの力不足によって、不安を感じさせてしまう挑戦となってしまったことを深く反省しています。この反省を活かし、安心しながら皆で応援したくなる活動となるように、組織運営についての改善を実施してまいります。
最後になりますが、皆様からの温かなご支援と励ましに、改めて感謝申し上げます。私たちの挑戦と努力は、これからも皆様と共に歩む力となり、シリアの未来を照らす希望となります。引き続き、応援をいただければ幸いです。
(※)今回のクラウドファンディングの資金使途は団体の活動全体のためではあり、幼稚園以外の使途もお伝えしていました。ただし、幼稚園の運営費は年間予算は1000万円を超えている(教職員の給与、教科書、通園バス運行費など)ため、ウサマのコメントには幼稚園のみが言及されています。
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ご寄付が〆切に間に合わなかったという方は、ぜひ下記からご寄付のお申し込みをお願いいたします。
特に月1000円からのマンスリーのご支援を届けていただくことで、より安定した教育支援が継続することができます!
https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html