代表理事の中野貴行がニューズウィーク日本版「世界が尊敬する日本人100」に選出されたことをお知らせいたします。
今回の選出を受け、改めてPiece of Syriaの取り組みについて、代表中野が直接お伝えするオンライントークイベントと、受賞を受けての気持ちを伝えるイベント&交流会を開催します。
「世界が尊敬する日本人 100人」はニューズウィーク日本版が毎年文化の壁を越えて輝くいま注目すべき100人を選出する企画です。
「他者のために能力を惜しみなく発揮し世界を牽引する日本人、誰も見たことのない風景を切り開く、挑戦者たる日本人」という切り口で選ばれ、メジャーリーガーの大谷 翔平氏、フィギュアスケーターの羽生 結弦氏、映画監督の是枝 裕和氏、ペシャワールの会の故・中村 哲氏も選出されています。
「シリア内戦で難民となった方々に現地で会い、その声を拾うという行動力、長引く内戦下でPiece of Syria として継続的な支援を行っていること、現地の方々からの信頼も得ていることなどから選出いたしました」
身に余る光栄ではありますが、スタッフ、家族、そして何より、ご支援いただいた皆様と共に受賞したものだと感じています。
僕一人の力は、本当に些細なものです。ですが、それを応援してくださるお一人おひとりの力があったからこそ、シリアの子ども達に夢と希望を届けられる活動ができています。
だからこそ、今回の選出は、みなさまと一緒に掴んだ快挙だと感じております。
今回の選出をひとつの”通過点”として、これからも『シリアをまた行きたい国にする』というミッションに向けて活動を続け、皆さんと一緒に平和なシリアを訪れることができる未来を実現したいと思います。
【タイトル】Piece of Syria活動説明会
「教育で平和なシリアの未来を創る〜僕が活動を続ける理由とは?」
【日時】
① 8月12日(土)20:00〜21:20
② 8月24日(木)20:00〜21:30
【場所】オンライン(Zoom)
【参加費】無料
【申込・詳細】https://syrianow2023-08.peatix.com/
中野 貴行(NPO法人 Piece of Syria代表理事)プロフィール
2008年から2010年3月まで、青年海外協力隊としてシリアで活動。
2015年より、難民となったシリア人の話を聞くために中東・欧州を10か国を訪れる。
2016年にPiece of Syriaを立ち上げる。日本企業のUAE駐在員、シリア難民支援NGOのトルコ駐在員を兼務。2020年12月より、国際協力機関で働く妻の仕事の随伴家族として、ケニア・ナイロビに在住しながらPiece of Syriaを運営。
【Facebookライブ+交流会)】
8/10(木)21:00〜 「世界で尊敬される日本人 100人」選出を受けて
8/16(水)21:00〜 平和な未来を語る〜78回目の終戦記念日を迎えて〜
8/24(木)21:00〜 Piece of Syriaの活動説明会の質疑応答
【場所】オンライン(Facebookライブ:https://www.facebook.com/piece.of.syria/)
【参加費】無料
【申込・詳細】https://samar2023-8.peatix.com/
Piece of Syriaは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し、2016年に設立し、2021年にNPO法人化した、教育支援・平和教育を実施するシリア支援団体です。
シリアと聞くと「戦争」「危険」「難民」というイメージを持つ方は多くいるかと思います。しかし、2011年3月に戦争が始まる以前は、医療・教育は無料で、治安も日本以上に良く、昼の2時まで働けば家族10人が暮らせる豊かな日常がありました。シリアの人たちのおもてなしは旅人には有名で、歴史ある遺跡とともに非常に人気の旅行先でもありました。
Piece of Syriaは、今ある課題だけでなく、本来シリアが持っていた魅力も含めて伝えること、そして長い戦争からの復興・平和構築の主体である子ども達が基礎教育を受けることで、シリアが平和になり、また魅力的で行きたくなる国となることを目指しています。
国際平和映像祭「なんとかしなきゃ賞」を受賞する他、「シリアの今と昔」を伝えながら、平和について考えるきっかけを作る講演・写真展などを、日本全国の学校や地域、オンラインで実施しています。
また、「支援が届きにくい地域に住むシリアの子ども達への教育支援」として、シリア北部の幼稚園・小学校、トルコ南部のシリア難民向け補習校を運営し、現在まで3000人超の子ども達に教育を届けてきました。また2023年2月のシリア・トルコの大地震の際は、900世帯にテント・食料の配布、現金給付を行いました。
現在、シリアへの教育支援は減少傾向にある一方で、地震の影響もあって教育を受けることがより難しくなった子ども達も増えているなか、継続的にシリアの平和のための活動を続けていくため、パートナー会員(月額寄付のマンスリー会員)の募集をしております。
(詳細)https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html
さらに、9月半ばにクラウドファンディングを実施予定です。シリアでは、地震により校舎が壊れたまま、2月から今も授業を受けることができない子ども達がいます。
未来の復興と平和の主体となる子ども達が、安全に教育を、そして心のケアを受けるために、バスを改造した「モバイル教室」の運営費のために、目標金額1000万円を目指します。