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Piece of Syria(ピースオブシリア) | 報告会
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報告会 Tag

  今回スタッフとして参加したSです。   Piece of Syria との出会いは、前回のへむりさん活動報告会です。 たまたまFacebookでイベントを知り、興味を持ったことが参加のきっかけでした。   前回の報告会では、へむりさんが実際に見た内戦前のシリアの様子を語ってくださり、 シリアに対するイメージが随分変わりました。   実は私はシリアの隣国トルコが好きで何度か訪れたこともあり、 自分は中東あるいはイスラム諸国に対するイメージを割と正しく持っているつもりでいたのですが、 その認識は間違っていたことに気づかされました。   <シリアの隣国トルコ(google map)>   具体的には、シリアにはキリスト教の教会やユダヤ教の寺院が当たり前のようにあること、 町のWi-Fi整備率は日本より遥かに高かったこと、非常に教育熱心な国であること、 犯罪遭遇率は日本よりかなり低かったこと、そして砂漠だけの国ではなく四季もあること、などなど。 今まで想像もしなかった事実に大変驚き、自分の無知と無関心を恥ずかしく思いました。     [caption id="attachment_17678" align="alignnone" width="524"] <シリアにある教会>[/caption]     その感想をアンケートに書き、またへむりさんにもお伝えしたところ、 今回のイベントにスタッフとして参加しないかとお声がけいただきました。   今回のイベントは、へむりさんの活動報告に加えて シリア人のハルドゥーンさんの講演会もあり、多くの方が聴きに来てくださいました。         ハルドゥーンさんの講演は、シリア内戦の背景についてでした。 何故内戦に至ってしまったのか、考えられる要因をいくつか挙げてくださいました。   石油のパイプラインを巡る各国の利害、イスラム至上主義の台頭、人口の急増、など。 ハルドゥーンさんは、内戦の直接原因には言及されませんでしたが、 内戦を克服し、平和なシリアにしていくためには教育が大切であると言われました。   つまり、子供に過激なイスラム思想を植えつけないこと、そしてシリア人の国民意識を育むこと。   内戦で疲弊しており、また多くの国民が難民として国外に出ている状況で、 どのように教育を充実させるのか、 難しい課題だと思いますが、少しずつでも良い方向に進んでいってほしいと願います。       [caption id="attachment_17677" align="alignnone" width="524"] <かつてシリアでは教育は無料、他国に留学したシリア人は優秀な成績を収めることで有名だった>[/caption]   今回はスタッフ参加だったので、話に100パーセント耳を傾けられませんでしたが、 へむりさんや他のスタッフの方とも密に交流でき、 前回以上に有意義な時間を持つことができました。 へむりさん、お声がけいただきありがとうございました!   最後に、このイベントの素晴らしいところは、 へむりさんの話が事実の報告に徹しているところです。   どこの国が悪いとか、誰に原因があるとか、そういった批判はありません。 事実を伝えて、その判断は聴き手に委ねる。 他人の批判ではなく、課題に対して自分達は何ができるのかを考える。   この姿勢が素晴らしいと思います。 このイベントが今後も継続して開催され、 1人でも多くの人がシリアについて知る機会となることを期待しています。   —————————————————————————   前回のイベント「戦争が起こる少し前」を手伝ってくださったSさんに感想を送って頂きました。 是非、前回のイベントレポートと合わせて読んで頂ければ幸いです。     http://piece-of-syria.org/2019/02/19/event-report-osaka/       【寄付先】 ・ネットでのご寄付   ・銀行口座でのお振込 ゆうちょ口座 ピースオブシリア        店名 408(ヨンゼロハチ)        普通 4328753   ※お手数ではございますが、報告書や報告会のご案内を送らせて頂きますので、 お振込みの場合は  ・メッセージ、DM  ・メール(piece.of.syria@gmail.com)  ・問い合わせ(http://piece-of-syria.org/contact/) まで、ご一報くださいませ。          ...

  アッサラームアライクム!Piece of Syriaの中野です。 東南アジアから、数日間の日本を経て、現在トルコ駐在に戻りました。   日本にいる間に行ないました、報告会+講演会「戦争の起こる少し前~シリアで何が起こったか~」についてレポートを書かせていただきます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  「今と昔のシリア」を知れる貴重な機会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   「シリアについて知らなかったので、本当に驚きました!」   僕たちの報告会は、いつも「初めまして」の方がたくさん来てくださいます。   そのため、本を読めば出てくるような、難しいお話はできるだけ少なくして、 シリアを身近に感じていただく体験談を中心に、「もっと知りたい!」と思っていただけることを目標にしています。     [caption id="attachment_17641" align="alignnone" width="504"] <イメージとは違う平和だったシリアの日常>[/caption]   また、「戦争があったからシリアに関わった」方が非常に多い中で、 戦争が起こる前の「平和な日常」についての話は、ほとんど出てきません。     アラビア語で会話し、現地の人たちの家で、同じものを食べていた経験はたった2年ではありますが、 「貴重な経験」と言って頂いており、僭越ながら、お伝えをしています。     支援の現地に来ると、素晴らしい活動をされているシリア支援の団体がたくさんあります。 そこから漏れてしまっているところをするのが、僕たちの役割だと思っています。     その役割として行なっているのが、教育支援です。 内容については、こちらに詳しく書かせて頂いていますので是非、ご一読頂ければ幸いです。   http://piece-of-syria.org/2018/12/29/report-osaka/       [caption id="attachment_17656" align="alignnone" width="504"] 活動報告(Readyfor)[/caption]       「”今と昔のシリア”を知れる貴重な機会ですね!」 「シリアについて知らなかったので、本当に驚きました!」とのご感想を、今回のイベントでもたくさん頂きました。     そして、今回のイベントの後半は、 シリアの戦争が起こる少し前について、日本在住シリア人ハルドゥーンさんの講演をしてもらいました。     [caption id="attachment_17643" align="alignnone" width="504"] <普段は同志社大学院で神学を学ぶハルドゥーンさん>[/caption]     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  戦争の起こる少し前に動いた人たちの存在 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   平和だった頃のシリアに、少しずつ忍び寄って来たのは、 「不信仰者」という言葉を使って、扇動する湾岸諸国の宗教指導者(シェイフ)でした。   湾岸諸国のシェイフは、衛星テレビを通じ、「こんな人たちは不信仰者だ。殺していい。戦争をすべきだ」と訴え、 それは湾岸諸国で「学んだ」シェイフにも届き、シリア国内のモスクでもその「思想」が広がっていったそうです。   [video width="640" height="480" mp4="http://piece-of-syria.org/wp-content/uploads/2019/02/IMG_6096.mp4"][/video] <ハルドゥーンさんの資料より。元は下記のYoutubeの動画です>          シリアで起こった「攻撃的なデモ」(デモ隊より警官などの犠牲の方が多い)の裏には、 こうした過激な考え方という土台が作られていた、という背景もあったと指摘していました。     シリアをめぐる戦争については、本当に複雑です。 その中で、「お金の流れ」を見るというのは、状況を把握するのにとても重要な指標だとハルドゥーンさんは言います。       [caption id="attachment_17652" align="alignnone" width="504"] <かつてシリアは様々な宗派・宗教が対立なく受け入れられていたと言われています>[/caption]       当日にハルドゥーンさんが説明して下さったことをここでまとめるのは非常に難しいので、ハルドゥーンさんがその日、紹介してくれた本をここに挙げさせて頂きます。   ・国枝 昌樹 『テレビ・新聞が決して報道しないシリアの真実』 ・青山 弘之『 シリア情勢――終わらない人道危機 』 ・青山弘之ほか『「アラブの心臓」に何が起きているのか――現代中東の実像』     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  そもそもなぜ、シリアで戦争が起こったのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   シリアで戦争が起こった理由につきましては、 私たちは「分からない」と言わざるを得ないのが本音です。     (Piece of Syriaは、団体として、政府支持や反政府支持など、 政治的な主張を訴える活動を主にしておらず、 あくまで中立的な立場で活動するように心がけております)     「改善を訴えたシリア民衆の平和的なデモに対し、シリア政府が無慈悲な攻撃を加えた」という話だけでなく、 「シリアの政府転覆運動のため、欧米が働きかけてデモを組織した」という話もあるからです。 (後者については、アブドルバーリ・アトワーン 著『イスラーム国』や前述の国枝さんの著書に記述されています)   わたくし中野個人としては、難民となったシリアの人たちを訪ねて、 ヨルダン、トルコ、イラク、レバノン、ギリシャ、イタリア、ドイツ、スウェーデンなどで、 様々な立場のシリア人や、シリア支援団体の人たちから、様々な意見を聞く機会に恵まれました。 駐在を含めると、計8ヶ月ほどの期間になります。 また、日本でも、NGO関係者やジャーナリストや専門家の人たちからの話を聞いたり、著書を読んだりしています。 その上で「分からない」ということをお伝えしています。   シリアの人たちから話を聞くたび、一人ひとり全く違う理由で難民となり、移民となり、シリアに残っており、異なるシリアについての意見を持っていたからです。   [caption id="attachment_17654" align="alignnone" width="504"] <一人ひとり全く違う理由で難民となり、移民となり、シリアについての意見を持っていた>[/caption]     今回のご感想の中に「民主化運動が戦争を引き起こしたとお考えですか?」とのご質問をいただきました。 しかし、「ひとつの事象が戦争を起こしたわけではない」と考えていると同時に、 「何かを悪者にして、それさえなければ問題が起こらなかった」と考えることは、危険ではないだろうか、と私たちは考えています。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  シリアの戦争と日本は「遠い世界」なのか ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   「戦争は宗教が理由だった?それなら日本とは関係なさそうだ」 といった旨の感想もいただきました。   ハルドゥーンさんの講演の趣旨はそのつもりではなかったと思うのですが、 大切なのは「何を伝えたかったのか」ではなく、「何が伝わったのか」です。   ファシリテーター役としての反省を込めて、ハルドゥーンさんに代わりまして、 この点を掘り下げてお伝えさせて頂きます。       ハルドゥーンさんの主張は「宗教によって戦争が起こった」というお話ではなく、 宗教という[求心力]が、戦争に利用されてしまったということと、 そういった[強い主張]に、疑問を持てる「教育」の重要性を訴えていたように思います。   それは、かつてのルワンダで起こったような、普通の隣人たちが 不寛容に相手への攻撃を仕掛ける正当性に、扇動されて憎しみ合い、殺し合いに発展してしまったのと、 僕は共通点を感じました。     歴史を鑑みると、戦争は「正義」を理由に、あるいは「平和」を理由に起こされています。 きっとそれは「日本は関係ない」というものではなく、 異文化への不寛容や、善悪を分ける強い主張の中で、今の日本社会に侵食しているように感じています。   シリアの場合、利用されたのが「宗教」でしたが、人を扇動するものは他にもあります。 「経済」「恐怖」「不安」「成功」など様々な感情が利用される可能性があります。 一見すると、それは「常識的」で「論理的」で、「納得がいく」、「仕方がない」と思う形をしています。     [caption id="attachment_17529" align="alignnone" width="504"] <シリアで私たちがサポートしている学校でも「考える」ことを大切にしています>[/caption]       教育の目的は、一方的に「常識」や「正しさ」を教えるのではなく、 多様な考え方を知り、視野を広げ、「考える」ことだと思います。     僕たちの講演もまた、「シリアでなぜ戦争が起きたのか」という”意見”を伝えることが目的ではなく、 一般的な「常識」とは違った”視点”の情報をお伝えすることで 僭越ながら、「考える」きっかけをご提供できれば、という想いです。     今後とも、イベントをしていきますので、是非ご参加のほど、宜しくお願い致します。 また、あなたの住む場所での報告会をしてほしいとのご希望や、講演のご依頼がありましたら、是非ご連絡くださいませ。 (余談にはなりますが、元在シリア日本大使である國枝昌樹氏がシリアについて話されている内容と、 元在ウクライナ日本大使の馬渕睦夫氏が、ウクライナについて話されている内容が似ている点も多く、 その意味でも、鵜呑みにするのではなく、「考える」ということの大切さを感じます) (参照)馬渕睦夫『世界を操る支配者の正体』       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  収支報告と、ご支援のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   今回のイベントの【収益】は下記のようになりました。 ●参加費   94,500円(57人) ●グッズ販売 10,700円 ●寄付    6,000円   会場費、ハルドゥーンさんへの謝礼を差し引きまして、 シリアの子ども達への教育支援の活動費として大切に使わせて頂きます。   今後はこちらから、ご支援を募集しております。 どうぞ宜しくお願い致します。   【寄付先】 ・ネットでのご寄付   ・銀行口座でのお振込 ゆうちょ口座 ピースオブシリア        店名 408(ヨンゼロハチ)        普通 4328753   ※お手数ではございますが、報告書や報告会のご案内を送らせて頂きますので、 お振込みの場合は  ・メッセージ、DM  ・メール(piece.of.syria@gmail.com)  ・問い合わせ(http://piece-of-syria.org/contact/) まで、ご一報くださいませ。         共同通信より記事にしていただきました。    ...

  「今日初めて知ったことばかりでした」 「こんなにシリアを知らなかったのか!と驚きました」   満員御礼、「他の人にも聞いてほしい」の声多数の報告会から1ヶ月、 シリア国内での教育支援を行なう【Piece of Syria】が再び、報告会を実施します。   今回は、元JICAシリアのスタッフで、現在日本の大学院で学ぶシリア人が調べた、 シリアで戦争が起こる少し前から始まった「兆し」について、特別講演をして頂きます!     シリアで、戦争がなぜ起こったのか? その「予兆」はあったのか? 戦争と平和について考える2時間です。     報告をさせていただく、Piece of Syria代表の中野は、 戦争前のシリアに協力隊として活動、 戦争後に中東・欧州10カ国で100名を超えるシリア人と話した経験に加え、 シリア国境近くのトルコ南部の街に駐在して見聞きした情報や、 シリア国内の幼稚園をサポートするパートナーNGOの活動についてお届けします。       どちらのお話も、メディアでは聞くことができない貴重な話になります! お時間がございましたら、是非、身近な方とご一緒に参加いただき、お会いできれば嬉しく思います。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【こんな方にお勧めします】  ・シリアやトルコ、中東について知ってみたい方  ・Piece of Syriaの活動に関心がある方  ・国際協力について関心がある方  ・シリアやシリア難民について関心がある方   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【日時】2月9日(土)14:00〜16:15 (開場 13:45)   報告会 14:00〜14:45(質疑応答+10分) ゲスト講演 15:00〜15:30(質疑応答+45分) 交流タイム 16:15〜16:40(残れる方は是非!)   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【参加費】2000円(ご支援者様、学生 1000円)   ◉報告会のみご参加の場合、500円(ご支援者様 無料ご招待)   ◉前日までにSNSでイベントをシェアして頂いた方は、   来場時にオリジナルポストカードプレゼント!   受付にてスクリーンショットの画面をご提示くださいませ。   [KiwiClickToTweet tweet="#シリアに何が" quote="#シリアに何が"] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【申込】https://www.kokuchpro.com/event/syriadenaniga/   (※Facebookの参加ボタンでは申込完了となりません)     【定員】50名   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【場所】貸し会議室 Happiness 大阪府大阪市北区太融寺町2-18富士林プラザ8番館7F  各線 梅田駅、大阪駅から徒歩10分  堺筋線 扇町駅から徒歩7分     1.泉の広場M14階段上がって、左へ(扇町方面) 2.神山町交差点近く(なか卯横) 3.ビル下にハピネスの看板有り     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【講演者プロフィール】   ●ハルドゥーン・フセイン シリア生まれ。ダマスカス大学日本語学科一期生。 JICAシリア事務所勤務後、広島大学、大阪大学等での研究を経て、 2016年4月から同志社大学神学研究科で博士後期課程在学中。       ●中野 貴行(シリア支援団体 Piece of Syria 代表) 大阪生まれ。2008~10年、青年海外協力隊としてシリア北部の町マンベジにて、 母子保健活動プロジェクトにコミュニティ開発として従事。 その際、ハルドゥーン氏とダマスカスのJICAオフィスで出会う。   2015年より、中東・欧州10カ国を計半年かけて難民となったシリア人や支援団体100人以上から 生の声を聞くために周る。 2016年、Piece of Syriaを創設。「シリアを行きたい国にする」を目標に、 復興の主体であるシリア人の土台作りのためのシリア国内向けの教育支援と、 シリアの今と昔を伝える講演・写真展などの啓発活動を日本で行なう。   現在、専門家としてトルコ南部で、シリア難民支援の駐在。 国際協力を志事にするアフリカ大好きな妻とは、遠距離夫婦生活中。   https://twitter.com/hemuri_ www.instagram.com/hemuri.syria.love/       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【主催団体】Piece of Syria   「ひとかけらをひとつなぎに」をコンセプトに、 一人ひとりのチカラが発揮できる世界を目指して、2016年5月に設立。 紛争により、パズルのPieceのようにバラバラになってしまったシリアを、 再びPeaceにしていくため、シリア国内の教育支援と平和教育活動を行なう。 シリアの子ども達への教育支援のためのクラウドファンディングを行ない、 継続的に支援の届いていない地域にあるシリアの子ども達に教育を届けている。         http://piece-of-syria.org/2018/12/29/report-osaka/     ...

  アッサラームアライクム!Piece of Syriaのへむりです。 先日、Piece of Syriaの活動報告会を実施致しました。     定員を超える方々にお集まりいただき、本当にありがとうございました! そちらで報告させていただいた活動内容について、共有をさせて頂きます。       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シリアについて、どんなイメージをお持ちですか? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「私はシリアについてほとんど知らず、とにかく危い所というイメージを持っていましたが、 今回の報告会で、こんなにシリアを知らなかった!という多くの発見がありました」   報告会のご感想に、こういったご意見を多く頂きました。     「シリアの人たちが今、いかに困っているか」ということは多く伝えられるのですが、 「戦争が起こる前のシリアは、どのような国だったのか」について、語られることは非常に限られています。   戦争前から「ずっと戦争をし、砂漠で暮らす、貧困の民」かのようなイメージを持たれがちですが、 四季があり、食べ物を自給自足でまかない、治安も良く、家族との時間を大切にする生活をしたことをお伝えすると、本当に多くの方々に驚かれます。   もちろん、様々な「見え方」はあり、僕がわずか2年間で見たことはわずかではありますが、 僕が見たシリアをお伝えすることで、シリアを身近に感じていただければ、と思いお伝えしています。       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シリアの人たちの今(シリア国内と国外の難民) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   2011年に起こった戦争は、シリアの日常を破壊し、人々を分裂させてしまいました。   ニュースには映らない、シリアの人たちの心を知りたくて、 2015年から3回、6ヶ月をかけて、中東・欧州10カ国に住むシリアの人たちや支援団体を訪ねて周りました。     そこで感じたことは、「特別な人たち」が難民という立場になったわけではなく、 家族思いで、親切で、スマホを持っていて、当たり前の日常を生きていて、 「まさか自分が難民になるとは思っていなかった」人たちが、難民となっていたという事実です。     ヨルダンで出会ったシリア人の青年は 「家族でご飯を食べるのが、僕の夢なんだ。でも、その夢は生きてる間に叶わないと思う」 という心情を教えてくれました。   かつての「当たり前」が叶わない夢に変わるのが、戦争なんだと、胸が痛くなりました。   [caption id="attachment_17583" align="alignnone" width="500"] 家族と一緒に過ごす、というシリアの幸せな日常(2010年)[/caption]       戦争が始まるまでは、2200万人ほどだったシリアの人口ですが、 565万人が国外に難民として、690万人が国内避難民として、故郷を離れてましたが、 徐々に改善しつつあるシリア国内の状況もあり、帰還するシリア人も出てきています。     ●ロシアが爆撃を開始して以降、シリア難民232,806人が帰国、国内避難民1,187,471人が帰還(2018/7/31)   ●2018年12月に690万人の国内避難民のうち、400万人が帰還(2018/12/25)       UNHCR(https://data2.unhcr.org/en/situations/syria)     しかし、僕がトルコにいる中で、話を聞いている限りでは、「今はまだ、帰るにはリスクがある」そうです。   トルコでゼロからスタートして、仕事に就き、生活の土台を作っている人たちとしては、 シリアに戻っても、住んでいた家はなく、仕事を新たに作っていかねばならないというのはリスクです。   さらに、シリア国内の物価が上昇している中では、「海外からの送金」を頼りに家族を養っていることが多く、 普通にシリアで仕事をするだけでは、生活が成り立たない、との声は多く聞きます。   また、シリアには徴兵制があるのですが、シリアに戻りたくない理由にそれを挙げる若者は多いです。 (政権側に戻れば制度上、参加しますが、それ以外の地域でも、若い男性は兵士として徴用されるとのことです)     現在、シリア国内に、トルコが軍隊を派遣し、占領地を広げています。   トルコ政府は、その地域にトルコに住むシリアの人たちが帰るよう、インフラ整備、仕事紹介、引っ越し支援などをしています。 それ自体は、トルコ在住のシリア人には好評なのですが、 トルコが、シリア国内の占領地を、軍事作戦によって広げており、それによる政情不安もまた「リスク」として挙げていました。   Turkey to open post office in liberated Afrin, Syria   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シリア国内の幼稚園という「居場所」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Readyforのクラウドファンディングに加えて、越冬支援、写真展、Wedding Donationで集まったご支援は、 シリアの子ども達の教育支援のために使わせていただいています。   1つが、シリア国内のアレッポ郊外にある幼稚園です。       他の組織などから支援がなく、過酷な環境で教育を続ける先生たちへのお給料です。 お給料がない状態が続くと先生たちが、教育から離れてしまうかもしれず、 そうなると、子ども達が学ぶ場を失ってしまいます。 最近、シリア北部のイドリブ・アレッポ郊外の私たちの幼稚園がある地域に、数十万人のシリア人が避難してきています。 戦争の日々で苦しんだ子ども達に対し、両親もまた疲弊しており、子ども達への十分なケアができるだけの心の余裕がありません。   また、不安定な日々の中で教育の重要性が忘れられ、学校に行かなくなった子ども達もいる中で、 教育の基礎に触れることが、大きな意味を持っています。 教育を受けるタイミングを失した子ども達が、「今更学ぶことは恥ずかしい」と学校に戻らないということも起こっているからです。 幼稚園は、【戦争によるトラウマからの心理的な支え】【学校に通う習慣を身につけ、基礎を学ぶ】という、大きな役割を果たしてくれています。   3~7歳の100人の子ども達が通う幼稚園に対して、 先生・スタッフ10人分のお給料、ストーブの燃料、水の設備、筆記用具の支援を行ないました。       またこの幼稚園の近くに、6~12歳の子ども達400人が通う小学校が非常に困窮している、という状況を受けて、ストーブ、燃料、筆記用具を届けました。       ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トルコで生きるシリアの子ども達へ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ もう一つ、今回からトルコ国内にある補習校への支援を始めました。   トルコでは、1年ほど前からアラビア語で学ぶシリア人学校が、トルコ政府により閉鎖していっています。 NGOが行なっていたシリア人の子ども向けの教育支援も禁止になりました。   シリア人の子どもも、トルコ人の子ども達と同じトルコの学校に通うことが義務付けられたのです。 トルコ語の語学力が、学力に強く影響するようになり、学校に行かなくなる子どもが出てきたり、 様々な理由でトルコの学校に通わせたくない親、通いたくない子ども達が出てきています。   そうした状況を受けて、トルコ政府が建物を提供し、ローカルNGOと協力することで、 土日に、アラビア語、トルコ語、数学などを学べる補習校があります。   子ども達は、幼稚園から小学校高学年くらいまでの85人。 トルコの学校で打ち解けるために必要なトルコ語のレッスンや、基礎学力を身につける上で、とても大切な場所になっています。   先生のお給料が無給の状態など、課題は多いのですが、 今回集まった資金の中でできることの一つとして、 地べたで学んでいた子ども達の環境改善に、勉強机を届けました。   [caption id="attachment_17605" align="alignnone" width="304"] 机がない教室[/caption]   [caption id="attachment_17597" align="alignnone" width="500"] 机を届けました![/caption]     今までのシリア支援では、実際に私たちがサポートする子ども達に会うことが難しかったのですが、 こちらの学校には、みなさんと一緒に届けた支援を目にしていただける機会を作ることができます。   これからどのように支援をしていくか、という今後については、 スタッフ会議を経て、お伝えさせていただきます。   http://piece-of-syria.org/2018/11/26/schoolinturkey/   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現地からの感謝の言葉が届いています ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   シリアの幼稚園の生徒 わたしはBisan、5才です。アレッポの町からにげてきました。 日本のみなさんのおかげで、あったかいようちえんで、べんきょうできています。 みなさんのやさしさがなかったら、ようちえんにいけませんでした。 ほんとうにありがとうございます。       シリアの幼稚園のZilal先生   皆様のご尽力に、温かなご支援に、言葉に表せないほどに、とても感謝しています。 世界から見放された、とても厳しい環境の中で、それがどれほどのものか、皆さんに分かっていただけるでしょうか!   私がアレッポ市にいるときから続く支援は、アレッポ郊外に移動した今も、3年間継続してくださっています。   先生達の給与支援は、この地域で先生を続けながら生活するために不可欠なものですが、この一年間、その分の予算を得て、厳しい環境で教育を続ける先生の貢献に報えられることは、どれほど感謝していいかわからないほどです。 皆さんのご尽力、本当にありがとうございます。         トルコの補習校 アフマド先生   勉強机という、素晴らしい贈り物をありがとうございます。   子ども達が地べたに座って学んでいた環境に困っていたのですが、 理想的な教室で学ぶことができるようになりました。   私たちは、シリアの子ども達がトルコの子ども達と打ち解け合えるようできることを全力で取り組んでいます。 是非近い将来、皆さんがこの学校に来ていただければ幸いです。   皆様のご協力に、心からの感謝を込めて。       現地パートナーNGOのUsamaさん   シリアの現実はとても厳しいです。 長く続く戦争に、人権が蹂躙され、砲撃のリスクがあります。しかしそれでも、教育を望む声は止みません。   その中で、日本の皆さんは私たちを見捨てることなく、シリアの子ども達をご支援し続けてくださっています。   Piece of Syriaのメンバーが声を上げて、非常に多くのご寄付を集めていただいており、 シリアの子ども達が無事に教育を受けることができています。   温かなご支援をいただいた皆様一人ひとりにお礼を伝えられないのは、心苦しくはありますが、 より良い活動をすることで、お礼に返させていただければと存じます。   教育を続けられる、ということは、シリアの平和を創る世代を築くということと同じです。   戦争によって影響を受けた子ども達は、安心できる場所を求めています。 皆様が支えてくださった幼稚園こそが、心の傷を癒し、平和と安心を感じられる場所に他なりません。   教育は平和であり、未来であり、新しい世代です。 是非、これからも共に、新しいシリアを築いていきましょう。         http://piece-of-syria.org/2018/09/27/写真展で集まった寄付金のご報告と感想のご紹介/   http://piece-of-syria.org/2018/09/12/wedding-donation/     ...

  アッサラームアライクム! Piece of Syriaのへむりです。   私たちが普段、お伝えしているのは「美しいシリア」です。 現在、こととば那珂川で実施しています写真展で是非、その美しさを感じて頂ければと思います。   https://www.facebook.com/cototoba/photos/gm.133419837520456/1253859568081288/?type=3&theater   しかしながら勿論、それだけでは無い状況もございます。   昨夜、現地協力者のウサマ氏から、現地の状況について話をしまして、そちらをシェアさせて頂きます。     ●僕らができることは何だろう?     僕らがサポートしている学校は、政府や国際組織からの支援がありません。   そのため、無償で活動を続けている学校の先生達がいます。 彼らにも家族がいますが、お給料が出ない中で、 なんとかふんばってくれています。   彼らが家族と大切なイスラムの行事である、ラマダンとイードを、幸せに過ごせるように、僕らができることがないか、是非一緒に考えて欲しいです!   【現在のサポート】 イドリブの学校 生徒300人 先生13人 アレッポ郊外の幼稚園 生徒100人 先生9人   【必要な金額】 先生1人あたり 50$ 1ヶ月で 1100$   【私たちが行なうこと】 幼稚園の先生のラマダン・イードの2ヶ月分、1000$をサポートを決定しました。 5月中に送金します。   加えて、福岡の講演の収益や募金をいただけた分がありましたら、先生達のお給料としてイドリブの学校に届けます。           こちらの方でも随時募集してきます。   ・ネットでのご寄付       ・銀行口座でのお振込 ゆうちょ口座 ピースオブシリア        店名 408(ヨンゼロハチ)        普通 4328753   ※お手数ではございますが、報告書や報告会のご案内を送らせて頂きますので、 お振込みの場合は  ・メッセージ、DM  ・メール(piece.of.syria@gmail.com)  ・問い合わせ(http://piece-of-syria.org/contact/) まで、ご一報くださいませ。       #僕らは微力だけど無力じゃない #ピースオブシリア#シリア#教育支援     ...

    アッサラームアライクム! Piece of Syriaのへむりです。   駐在していたUAEから、日本へ本格帰国いたしました。     [caption id="attachment_16833" align="alignnone" width="300"] UAEでの仕事風景[/caption]     帰国した時には、桜はほとんど散ってしまっていましたが、 桜が好きな妻と、1週間遅れの誕生日デートで、桜にまつわるスイーツを巡って来ました。   [caption id="attachment_16840" align="alignnone" width="500"] シリアの春に咲くアーモンドの花[/caption]    駐在員として勤めさせて頂いた会社の温情で、 日本への帰国も多く認めてくださっていたので、 この一年、妻と会う時間も少なくはなかったのですが、 これからもそばにいれると感じられるのは、本当に嬉しいです。   Nakano Takayukiさん(@hemuri.syria.love)がシェアした投稿 - 2018年 4月月7日午後9時41分PDT   僕個人としては、住まいは東京に移し、Piece of Syriaの活動をメインに、 講演・写真展の企画などを実施していきます。   国内、様々なところで活動をしていければと思っていますので、 是非、お声がけいただければ幸いです。         シリアを巡る情勢は、相変わらず予断を許さず、 また、情報は非常に錯綜しています。   (「化学兵器」をどちらが使ったのか?など)   アサド政権が化学兵器を使わなくても、ロシアの援助ですでに戦況は有利に進んでいる。 アサド政権が化学兵器を用いたという根拠がわからん。 アメリカは慎重になるべき。 https://t.co/wwy7QYIDci — Maki Sato (@maki_sato_JIM) April 10, 2018       シリア北部に住む、シリアの家族たちとは、絶えず連絡を取り合っていますが、 いつも「こちらは大丈夫だよ。君の家族は元気でやってる?」との返事が返って来ます。   言えないことも多いのでしょうが、 「当たり前」という平和で幸せな毎日が続けられることを祈りながら、 できることを、これからも模索し続けて行きます。   [caption id="attachment_16837" align="alignnone" width="500"] 春のアレッポ城[/caption]   Piece of Syriaが、今までも、これからも大切にしたいことは、 「悲しみ」や「苦しみ」を訴えることではなく、 友人として、身近な存在として、皆さんにシリアの人たちを感じて頂いて、 共に生きる友人として、家族として、できることを一緒に築いていくことです。       ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサは、 「世界平和のために、私たちができることはなんですか?」と尋ねられ、 「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」と伝えたと言います。   僕にとっては、妻も、実家の両親も、アメリカに住む弟も、妻の家族も、 そして、シリアの人たちも大切な家族です。   大切な人を、大切に。 その先に、きっと、平和な世界を築いていく道が開けている、と信じています。     http://piece-of-syria.org/2018/03/24/powerword        ...

  国内外のプレイヤーによって泥沼化することとなったシリア内戦が、ようやく終息に向けて動きだしています。   一番の被害者であるシリアの人々は、いまどのような状況でしょうか。 そして内戦がはじまる前のシリアは、どのような姿だったのでしょうか。     元JICA隊員としてシリアに滞在し、現在はシリア支援団体「Piece of Syria」代表として活動する中野貴行さんをお招きして、シリアの歴史といまのことをお話しいただきます。   そしてベリーダンサー小夏による、シリアの音楽で踊るベリーダンスショーとシリアの民族舞踊ダブケのミニレッスン付き。   日本の盆踊りのようなダブケをみんなで楽しみましょう♪       ★日時:2018年1月11日(木)19~21時    ★料金: 予約1,500円 当日2,000円(1ドリンク付き) ※終了後に懇親会あります!   ★会場:みんたる  札幌市北区北14条西3丁目2-19  Tel. 011-756-3600 地下鉄北12条駅 徒歩5分、札幌駅 徒歩15分     ●当日は12時からフェアトレード雑貨も販売します(入場無料)。 シリア難民&パレスチナ難民の女性たちがヨルダンで製作している雑貨で、元デザイナーの日本人女性がプロデュースしているのでセンス抜群です❤   ●シリアの結婚式のダンスの様子     ●イベントの売上は「Piece of Syria」へ寄付させていただきます。     ★ご予約&お問い合わせ:chakabelly@gmail.com   主催:Oriental Shop CHAKA*  共催:みんたる       小夏 ベリーダンサー&インストラクター   ストリートダンスを経て、2010年にベリーダンスと出会う。 2012年に北海道へ移住し、「Studio1002」に入門。Somayya、Denizに師事。オリエンタルを中心にフォークロア、フュージョン、ロマなど海外の講師からも多くを学ぶ。 2015年トルコ最大のロマの祭典「Hidrellez」に参加し感銘を受ける。   ベリーダンスを探求するうちに中東への興味が深まり、現在のシリアの状況に心を痛めている。   「Reem Bellydance」主宰。 https://www.facebook.com/Reembellydance/       中野 貴行(なかの たかゆき)  シリア支援団体 Piece of Syria代表   平和な頃のシリアの田舎に住み、中東・欧州のシリア人を訪ねた唯一の日本人。大阪生まれ大阪育ち。 2008年-10年 シリアにて、青年海外協力隊として母子保健を広める活動に従事。   2015年以降、ヨルダン、トルコ、イラク、ドイツ、スウェーデン、トルコ、レバノン、イタリア、ドイツ、イギリスなどを訪問し、シリア難民・難民支援団体など100人以上から話を聞くたびをはじめる。そうした経験を、講演活動・写真展・動画で伝え、国際平和映像祭にて「なんとかしなきゃプロジェクト賞」を受賞。   シリア支援団体「Piece of Syria」を起ち上げ、クラウドファンディングで集めたお金を、最も支援が入りにくいシリア国内への教育支援のために届ける。17年2月よりUAEにて日本企業駐在員として滞在しながら、国内のスタッフと連携をとり、Piece of Syriaの活動を継続している。    ...

  アッサラームアライクム! Piece of Syriaのへむりです。   夏休みは皆さま、どのようにお過ごしになられましたでしょうか? 僕は、日本に一時帰国しまして、大切な家族や友人との時間を過ごすことができました。     妻とは、去年結婚したばかりなのですが、同居することなく別居生活という状態でして、 (妻も、青年海外協力隊を経て、国際協力業界で働いております) 今の会えない状況がすごく寂しく、一緒にいるときは、もうべったりと一緒の時間を過ごしています。     ちょうど僕の誕生日だったこともあり、 妻の馴染みのお店で一緒に晩御飯を食べたり、サプライズでプレゼントをもらったり、 にんまりする時間をたっぷりと凄くことができました。   また、急遽、実家が引っ越すことになって(2ヶ月前に決定して、来月には引っ越し)、 今回の帰国中に大慌てで、僕の部屋の荷造りをしました。   とは言っても、歩いても行ける距離です(おばあちゃんや親戚の家のすぐそばへ)。   昔描いた絵とか文章とか・・・。懐かしいですね。     講演で、小学校の卒業文集に描いた僕の文章を紹介したりするのですが、 まぁ、大人びたというか、子どもらしくない文章を書いています。     一行目、「風のように時がたっていった」ですからね。 12歳で書く言葉には思えない・・・。   そして、将来の夢として書いていること。   「僕の将来は宇宙飛行士やまん画家等、色々あるけど、 一番は平和で戦争をなくし、世界の差別をなくしたりする人になりたい。   ・・・・   平和な世界をつくるために努力したい。 二度と、戦争による死者をつくらず、 そのためのお金を孤児や寝たきりの老人、 ジャングルの動物達やアフリカ等の難民達のために使うようにしたい。   世界中の人々が幸せになるために・・・」   この夢を描いた小学校から、年を経て、徐々に夢を描かなくなりました。 いえ、描けなくなりました。   中学校、高校と進むにつれて、 「僕にはきっと無理だ」って、考え始めたのです。   大学受験の時に「やりたいことがない!」って思っていたときに、 卒業文集で描いた夢をまた思い出して、学部を決めたものの、在学中にまた挫折。   就職してから、また挫折。 ほんとに、挫折ばっかりしてきました。   会社を辞めて、青年海外協力隊として活動して、少し夢に近づいたと感じました。 また、帰国後、色んなやりたいことを形にして、人生としては申し分ないほど、充実していました。   (2010年に作った、自己紹介動画です)     しかし、シリアの紛争が長期化していったことで、 目に見える形でシリアのために動けていない自分に対し、 どこかモヤモヤした気持ちが生まれました。   そして、2015年、ガーナとの遠距離恋愛中だった彼女(今の妻)と会いに行くことを機に、 間接的ではなく、直接的に、シリアに本格的に関わることを決めて、 難民となってしまったシリアの人たちや支援団体を訪ねて周りました。   そして、今のPiece of Syriaを作り、活動を始めました。     最初は一人から。 妻や友人達に相談しながら、暗中模索しながら、少しずつ、形にしていきました。     6月には、スタッフをしている郁乃ちゃんと一緒にトルコで、現地協力者のウサマさんをはじめ、 トルコに住む、シリアの人たちと出会い、話す経験ができ、 今夏8月には、郁乃ちゃんの初の講演まで行なうことができました。   初の講演とは思えない堂々とした、笑いを取りつつ、聞く人を巻き込む講演で、 僕自身もすごく楽しませてもらいました。     「世界を変えるのは、いつもたった一人の想いから」 彼女の想いが、また世界を変えていく、そんな風に感じました。   サポートをしてくれた皆様、ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。     年齢を経るにつれて、挫折を味わうにつれて、忘れてしまう夢。諦めてしまう夢。 夢をあきらめる平均年齢は24歳だそうです。   (僕自身、今は「夢」という言葉にはちょっと違和感があるのですが) なりたい自分になること、やりたいことができること、大切なことを大切にすることなど、 そういったことを諦めず、目指し続けていきたいと思います。     そして、子どもの頃の自分が描いた夢に、少しでも近づけられるよう、 シリアの人たちに寄り添いながら、大切な友人達である彼らを応援し続けたいと思います。        ...