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Piece of Syria(ピースオブシリア) | 【Piece of Syria報告会】でお伝えしたこと(2018年12月)
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【Piece of Syria報告会】でお伝えしたこと(2018年12月)

【Piece of Syria報告会】でお伝えしたこと(2018年12月)

 

アッサラームアライクム!Piece of Syriaのへむりです。

先日、Piece of Syriaの活動報告会を実施致しました。

 

 

定員を超える方々にお集まりいただき、本当にありがとうございました!

そちらで報告させていただいた活動内容について、共有をさせて頂きます。

 

 

 

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シリアについて、どんなイメージをお持ちですか?
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「私はシリアについてほとんど知らず、とにかく危い所というイメージを持っていましたが、

今回の報告会で、こんなにシリアを知らなかった!という多くの発見がありました」

 

報告会のご感想に、こういったご意見を多く頂きました。

 

 

「シリアの人たちが今、いかに困っているか」ということは多く伝えられるのですが、
「戦争が起こる前のシリアは、どのような国だったのか」について、語られることは非常に限られています。

 

戦争前から「ずっと戦争をし、砂漠で暮らす、貧困の民」かのようなイメージを持たれがちですが、
四季があり、食べ物を自給自足でまかない、治安も良く、家族との時間を大切にする生活をしたことをお伝えすると、本当に多くの方々に驚かれます。

 

もちろん、様々な「見え方」はあり、僕がわずか2年間で見たことはわずかではありますが、

僕が見たシリアをお伝えすることで、シリアを身近に感じていただければ、と思いお伝えしています。

 

 

 

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シリアの人たちの今(シリア国内と国外の難民)
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2011年に起こった戦争は、シリアの日常を破壊し、人々を分裂させてしまいました。

 

ニュースには映らない、シリアの人たちの心を知りたくて、
2015年から3回、6ヶ月をかけて、中東・欧州10カ国に住むシリアの人たちや支援団体を訪ねて周りました。

 

 

そこで感じたことは、「特別な人たち」が難民という立場になったわけではなく、
家族思いで、親切で、スマホを持っていて、当たり前の日常を生きていて、
「まさか自分が難民になるとは思っていなかった」人たちが、難民となっていたという事実です。

 

 

ヨルダンで出会ったシリア人の青年は
「家族でご飯を食べるのが、僕の夢なんだ。でも、その夢は生きてる間に叶わないと思う」
という心情を教えてくれました。

 

かつての「当たり前」が叶わない夢に変わるのが、戦争なんだと、胸が痛くなりました。

 

家族と一緒に過ごす、というシリアの幸せな日常(2010年)

 

 

 

戦争が始まるまでは、2200万人ほどだったシリアの人口ですが、
565万人が国外に難民として、690万人が国内避難民として、故郷を離れてましたが、
徐々に改善しつつあるシリア国内の状況もあり、帰還するシリア人も出てきています。

 

 

●ロシアが爆撃を開始して以降、シリア難民232,806人が帰国、国内避難民1,187,471人が帰還(2018/7/31)

 

●2018年12月に690万人の国内避難民のうち、400万人が帰還(2018/12/25)

 

 

 

UNHCR(https://data2.unhcr.org/en/situations/syria

 

 

しかし、僕がトルコにいる中で、話を聞いている限りでは、「今はまだ、帰るにはリスクがある」そうです。

 

トルコでゼロからスタートして、仕事に就き、生活の土台を作っている人たちとしては、
シリアに戻っても、住んでいた家はなく、仕事を新たに作っていかねばならないというのはリスクです。

 

さらに、シリア国内の物価が上昇している中では、「海外からの送金」を頼りに家族を養っていることが多く、
普通にシリアで仕事をするだけでは、生活が成り立たない、との声は多く聞きます。

 

また、シリアには徴兵制があるのですが、シリアに戻りたくない理由にそれを挙げる若者は多いです。
(政権側に戻れば制度上、参加しますが、それ以外の地域でも、若い男性は兵士として徴用されるとのことです)

 

 

現在、シリア国内に、トルコが軍隊を派遣し、占領地を広げています。

 

トルコ政府は、その地域にトルコに住むシリアの人たちが帰るよう、インフラ整備、仕事紹介、引っ越し支援などをしています。
それ自体は、トルコ在住のシリア人には好評なのですが、
トルコが、シリア国内の占領地を、軍事作戦によって広げており、それによる政情不安もまた「リスク」として挙げていました。

 

Turkey to open post office in liberated Afrin, Syria

 

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シリア国内の幼稚園という「居場所」
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Readyforのクラウドファンディングに加えて、越冬支援、写真展Wedding Donationで集まったご支援は、
シリアの子ども達の教育支援のために使わせていただいています。

 

1つが、シリア国内のアレッポ郊外にある幼稚園です。

 

 

 

他の組織などから支援がなく、過酷な環境で教育を続ける先生たちへのお給料です。
お給料がない状態が続くと先生たちが、教育から離れてしまうかもしれず、
そうなると、子ども達が学ぶ場を失ってしまいます。

最近、シリア北部のイドリブ・アレッポ郊外の私たちの幼稚園がある地域に、数十万人のシリア人が避難してきています。
戦争の日々で苦しんだ子ども達に対し、両親もまた疲弊しており、子ども達への十分なケアができるだけの心の余裕がありません。

 

また、不安定な日々の中で教育の重要性が忘れられ、学校に行かなくなった子ども達もいる中で、
教育の基礎に触れることが、大きな意味を持っています。
教育を受けるタイミングを失した子ども達が、「今更学ぶことは恥ずかしい」と学校に戻らないということも起こっているからです。

幼稚園は、【戦争によるトラウマからの心理的な支え】【学校に通う習慣を身につけ、基礎を学ぶ】という、大きな役割を果たしてくれています。

 

3~7歳の100人の子ども達が通う幼稚園に対して、
先生・スタッフ10人分のお給料、ストーブの燃料、水の設備、筆記用具の支援を行ないました。

 

 

 

またこの幼稚園の近くに、6~12歳の子ども達400人が通う小学校が非常に困窮している、という状況を受けて、ストーブ、燃料、筆記用具を届けました。

 

 

 

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トルコで生きるシリアの子ども達へ
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もう一つ、今回からトルコ国内にある補習校への支援を始めました。

 

トルコでは、1年ほど前からアラビア語で学ぶシリア人学校が、トルコ政府により閉鎖していっています。
NGOが行なっていたシリア人の子ども向けの教育支援も禁止になりました。

 

シリア人の子どもも、トルコ人の子ども達と同じトルコの学校に通うことが義務付けられたのです。

トルコ語の語学力が、学力に強く影響するようになり、学校に行かなくなる子どもが出てきたり、
様々な理由でトルコの学校に通わせたくない親、通いたくない子ども達が出てきています。

 

そうした状況を受けて、トルコ政府が建物を提供し、ローカルNGOと協力することで、
土日に、アラビア語、トルコ語、数学などを学べる補習校があります。

 

子ども達は、幼稚園から小学校高学年くらいまでの85人。
トルコの学校で打ち解けるために必要なトルコ語のレッスンや、基礎学力を身につける上で、とても大切な場所になっています。

 

先生のお給料が無給の状態など、課題は多いのですが、
今回集まった資金の中でできることの一つとして、
地べたで学んでいた子ども達の環境改善に、勉強机を届けました。

 

机がない教室

 

机を届けました!

 

 

今までのシリア支援では、実際に私たちがサポートする子ども達に会うことが難しかったのですが、
こちらの学校には、みなさんと一緒に届けた支援を目にしていただける機会を作ることができます。

 

これからどのように支援をしていくか、という今後については、
スタッフ会議を経て、お伝えさせていただきます。

 

トルコで学ぶシリアの子ども達を支える特別学校

 

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現地からの感謝の言葉が届いています
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シリアの幼稚園の生徒

わたしはBisan、5才です。アレッポの町からにげてきました。

日本のみなさんのおかげで、あったかいようちえんで、べんきょうできています。

みなさんのやさしさがなかったら、ようちえんにいけませんでした。

ほんとうにありがとうございます。

 

 

 

シリアの幼稚園のZilal先生

 

皆様のご尽力に、温かなご支援に、言葉に表せないほどに、とても感謝しています。
世界から見放された、とても厳しい環境の中で、それがどれほどのものか、皆さんに分かっていただけるでしょうか!

 

私がアレッポ市にいるときから続く支援は、アレッポ郊外に移動した今も、3年間継続してくださっています。

 

先生達の給与支援は、この地域で先生を続けながら生活するために不可欠なものですが、この一年間、その分の予算を得て、厳しい環境で教育を続ける先生の貢献に報えられることは、どれほど感謝していいかわからないほどです。

皆さんのご尽力、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

トルコの補習校 アフマド先生

 

勉強机という、素晴らしい贈り物をありがとうございます。

 

子ども達が地べたに座って学んでいた環境に困っていたのですが、
理想的な教室で学ぶことができるようになりました。

 

私たちは、シリアの子ども達がトルコの子ども達と打ち解け合えるようできることを全力で取り組んでいます。
是非近い将来、皆さんがこの学校に来ていただければ幸いです。

 

皆様のご協力に、心からの感謝を込めて。

 

 

 

現地パートナーNGOのUsamaさん

 

シリアの現実はとても厳しいです。

長く続く戦争に、人権が蹂躙され、砲撃のリスクがあります。しかしそれでも、教育を望む声は止みません

 

その中で、日本の皆さんは私たちを見捨てることなく、シリアの子ども達をご支援し続けてくださっています。

 

Piece of Syriaのメンバーが声を上げて、非常に多くのご寄付を集めていただいており、
シリアの子ども達が無事に教育を受けることができています。

 

温かなご支援をいただいた皆様一人ひとりにお礼を伝えられないのは、心苦しくはありますが、
より良い活動をすることで、お礼に返させていただければと存じます。

 

教育を続けられる、ということは、シリアの平和を創る世代を築くということと同じです。

 

戦争によって影響を受けた子ども達は、安心できる場所を求めています。

皆様が支えてくださった幼稚園こそが、心の傷を癒し、平和と安心を感じられる場所に他なりません。

 

教育は平和であり、未来であり、新しい世代です。

是非、これからも共に、新しいシリアを築いていきましょう。

 

 

 

 

写真展で集まった寄付金のご報告と感想のご紹介

 

Wedding Donation「結婚パーティーに参加して、教育支援!」

 

 

3 Comments

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