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Piece of Syria(ピースオブシリア) | トルコ便り④【移動ができない、という日常】
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トルコ便り④【移動ができない、という日常】

トルコ便り④【移動ができない、という日常】

 

アッサラームアライクム。Piece of Syriaのへむりです。
 
  ● トルコのバス事情
  ● シリアの中のトルコとクルド
 
についてお伝えさせていただきます。
 
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 トルコのバス事情 
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トルコの市内バスは、日本のPitapaのようなICカードが使われています。
 
現金で払うより運賃が半額ほどになるのでありがたいのです。
 

ここにピッと当てる

 

 

ただ難点は、「どこで売っているかを探し当てるのが大変」ということと、
「町ごとに流通してるカードが異なる」という点です。
 
カードは、バスターミナルの売店の窓口を見つけられたら、5リラで買えます。
(町ごとに違うカードなので、毎回探し当てないといけないのが大変…)
 
チャージは、日本のようなチャージの機械もしくは窓口でできます。
または、雑貨屋さんでもチャージできる所があります。
 

 

バスの中は譲り合いの文化。
女性や年配の方が来られたら、男性陣はさっと席を譲ります。
 

 

 

ちなみに。
 
今いるのは、割と保守的だと言われるトルコ南部の町ではありますが、
ヒジャーブで髪の毛を隠した女性達だけで出歩くのも、日常的な出来事です。
(シリアでも、それは普通でした)
 
長距離バスは、頻繁に街と街を行き来しています。
また、小さな町にも空港があって、LCC(格安航空)も行き来しています。

 

 

 

 

 

 

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 移動できないという日常
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先日、長距離バスの移動中に、セキュリティによるIDチェックを受けました。
バスが止められ、セキュリティが車内に入り、乗客のIDを一人ずつ預かっていきます。
 
僕はパスポートを見せれば、特に何も言われたりはしませんが
シリア人は事情が違うんだそうです。
 
昨年の緊急事態宣言以降、シリア人は許可がないとトルコ国内の都市移動ができなくなったのです。
 
行き先に家族がいるか、仕事を探すなどが明らかじゃないと許可も取れないそうです。
 
5年も住んでいる国で、自由に移動できない、というのは、
なかなか想像できないと思います。
 

 

(新法が、事実上の「非常事態宣言」の恒久化だとして批判も)
 
 

 

ヨルダンにいた時も、長距離バスではなく首都のアンマンの市内バスで、
抜き打ちで、乗客全員のIDチェックされたことがあります。

 

下記の地図にあるように、湾岸諸国を除くシリアの周辺国が非常に多くの難民を受け入れています。

 

 

 

 

 
国連やEUからの支援を引き出してポケットに入れてるんじゃないのか?
きちんと届いていない!と憤るシリア人たちの声も聞いたりはするのですが、
難しい舵取りの中で、自国民の不満を爆発させないようにしながら、
テロの芽を摘み取りつつも、人道的な対応を迫られている国々の努力は肌で感じます。
 
とはいえ、「ここしか居る場所がない」とトルコに住むシリア人が、
自由に移動さえできない、というのは、彼らに暗い影を落としているように思います。
許可がないまま移動した場合、
「シリアに強制的に返される」「投獄」になるかもしれないそうです。

 

 

 

 

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 可能性を求めて
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トルコは今、シリア北部に支配地域を作っています(トルコ便り③に詳細
 
こちら住むシリア人によると、
トルコは、その支配地域を広げようと画策している、と言います。
 
狙っているのは、今、クルド人が支配している地域だそうです。
 

 

このことについて、トルコに住むあるシリア人からは、
 
「トルコの支配地域が増えてくれた方が嬉しい。
 クルド支配地域は治安も悪く、警察が機能しておらず、
 家に泥棒が入られた友人も、泣き寝入りしたんだそうだ。
 
(クルドが支配する)俺の故郷のデリゾールでは、
 アフガンなどから来たドラッグの売買が蔓延していて、
 街角で売られていたり、シリア政府支配地域にも流れていると聞いている。
 
 一方、トルコ軍がコントロールしている地域は、治安も安定している。
 今、トルコ政府はシリア人をその支配地域に戻るように呼びかけている。
 
 トルコ政府は決して強制はしていないが、
 引っ越し費用を出したり、仕事を斡旋しようとしてくれたり、と。
 俺もトルコが支配してくれている地域なら、シリアに帰ることを考えるよ」
 
と話していました。

 

 

 

 

とは言え、僕の住んでいたマンベジ(Manbij)が戦闘地の候補になっている現状に、不安は募ります。
 
こまめに友人たちに連絡を取るようにはしていますが、どうか無事でいてほしいです。
 
「当たり前の日常」という幸せを、
叶わない夢ではなく、再び日常に。
 
その日まで活動を継続していきたいと思います。
 

 

 

 

【イベント】
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12月21日(金)夜 @神戸ソーシャルキャンバス
 
12月22日(土)12:00~14:15 @大阪(中津)
 
 
【トルコ便り】
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①【シリアはどうなるのか?】● トルコに残る人たち  ● シリアの今
②【トルコに住むシリア人の声】● 閉じ始めた難民キャンプ ● シリア人とトルコ人の中で起きた衝突
③【シリアからトルコへ。トルコからシリアへ】● 難民は負担なのか? ● トルコから去りたいシリアの人たち
④【移動ができない、という日常】● トルコのバス事情 ● シリアの中のトルコとクルド
⑤【シリア人のIDと医療と教育】● トルコに住むシリア人のID      ● 医療と教育事情

 

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