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Piece of Syria(ピースオブシリア) | 様々なシリア難民支援活動とQ&Aコーナー
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様々なシリア難民支援活動とQ&Aコーナー

様々なシリア難民支援活動とQ&Aコーナー

アッサラームアライクム!
Piece of Syriaの小林です。

現在はイスタンブールにおり、私はついに明日が帰国日(へむりさんは明後日ドバイへ)となりました!

最近の5日間は、トルコでシリア難民支援をしているNGO団体の方々とお会いし、お話しを聞いてきました。
一言でシリア難民支援と言っても、様々な支援のやり方があり、どの団体もただ何かを与えるという訳ではなく、シリア人がこの先自国に戻った時に自立して生活ができる仕組みを考えたり、未来のためにもなる形で活動をしていました。

シリア難民の医療、就職、言語、教育、生活コミュニティなど様々な面でのサポートをしているAAR JAPAN。
村に今あるもので、何ができて、それをどう生計につなげることができるかを考え、(例えば、村で農業を行い自給自足できる状態にしたり、また収穫物を売ることができれば生計を立てることができたりするような)自立生計を目指しているPARCIC。
トルコやシリア国内で教育、食料補償と生計、水と保健衛生、健康、市民社会サポート分野など幅広く大規模な支援をしているシリア人のNGOであるWATAN。

それぞれの団体で活動内容は違いますが、どの団体も圧倒されるような素晴らしい活動をしていて
その中で私たちができることは何か、私たち自身がこれからどう活動していけば良いか、考えさせられることがいっぱいで良い勉強になります。

今回は、少し遅くなりましたが、
以前いただいていたシリア国内の学校を支援している私たちのパートナーであるウサマさんへの質問の答えを載せたいと思います。

Q1、学校で学んでいる子どもたちは保護者と暮らせている?

A1、暮らせています。
現在支援している学校は3つの洞窟内の学校を含めて7つあり、全2000名の生徒がいます。その内の90%が両親共にと暮らしていて、残り10%は両親どちらかとのみで暮らしています。
ただアレッポ市内ではなくアレッポの田舎の方、イドリブなどに避難という形で住んでいます。

Q2、孤児になっている子はいる?

A2、現在サポートをしている学校にはいません。

Q3、生徒たちは休み時間に何をして遊んでいる?

A3、お絵かきをよくしています。
また時々、安全な場所で泳いだりもします。
ちなみに、へむりさんのシリア協力隊時代にも水路で泳いでる子どもがいたようで、今回出会ったシリア人もシリアにいた時はよく川で泳いでいたと言っていました。
泳ぐのが好きな子が多いようです。

Q4、今は何が一番困っている?

A4、先生たちへの給料が払えないことです。
現在いる先生の90%はボランティアで活動をしてくれています。
ただ無償で働くには限界があり、ある程度の給料を支給し先生を続けてもらえるようにしています。
もし支給が途切れてしまうと、先生たちは学校を離れ、生活のために他の仕事を始めてしまうので、学校に先生がいなくなってしまいます。そうなると必然的に学校は閉まり、子どもたちは教育の機会を失なってしまいます。
現在、その給料を支払う目処がたっていないことが最重要課題となっています。

先生たちへの給料については、私たちとしてもどうにかできないかと検討を重ねています。
2000名の子どもたちは今、現実に、学校に通っていて、その学校が閉まると彼らの居場所は無くなってしまいます。もちろん安全は今よりも更に保証できなくなります。

シリアの未来そのものでもある子どもたちが勉強を続けることができるように活動していきたいと思います。
今後、子どもたちの様子などは随時お知らせしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

もし、更に聞きたいことや疑問等ありましたらどうぞご連絡下さい!

4 Comments
  • Ayaka Okamoto
    Posted at 19:27h, 05 7月 返信

    私はいま、大学生一年生です。今自分の目で難民キャンプの状況を見てみたいと考えています。大学生でもボランティアなどができるプログラムなどはありますか?

    • へむり。
      Posted at 18:13h, 10 7月 返信

      AYAKA OKAMOTO様

      ご質問、ありがとうございます。
      Piece of Syriaの中野です。

      大学一年生から、こうした問題に関心を持っていただき、嬉しく思います。
      また、「自分の目で確かめたい」という想い、本当に大事ですね!!共感です!!

      僕自身は大学生の時に行ったフィリピンのスモーキーマウンテンで、本で読んだ知識がふっとんだ経験があります。
      それが一つのきっかけになって、今もなお、こうして活動し続ける原動力になっていると、常々感じています。

      さて、「難民キャンプの状況を見たい」というご質問へ回答させて頂きます。

      結論から申しますと、「非常に難しい。ほとんど無理だろう」というのがお答えになります。
      また同時に、こちらからの質問になりますが、「なぜ難民キャンプなのでしょうか?」ということも、是非お考え下さいませ。

      詳しく説明します。

      僕自身は、ヨルダンとイラク、ギリシャの難民キャンプに入りました。
      それぞれ、別のNGOである、サダーカ、JIM NETに協力をしてもらって、許可を取って頂き、入っています。

      それは、僕個人が団体の人たちとつながり、かつシリアのことで行動していたことで特別に協力してもらった形です。
      「学びたいから」「知りたいから」という理由ではおそらく、こうした特別な許可を得ることは難しいのではないかと思います。「既に行動している」ということが、必要条件だと推測します。(行動しているからと言って、必ず認められるとは限りませんが)

      また、是非、ご考慮いただきたいのが、こうした団体が「難民キャンプに入るための許可を出す」ための作業は、手間がかかって本来やるべき支援活動を止めてしまうというデメリットを有している、ということです。
      このデメリットを覆すだけの、「どのようにして、こうした団体へプラスを渡せるのか」(金銭に限らず)ということを、しっかりと考えていくことが大切だと感じています。

      (許可の話の例外はギリシャのレスボス島で、通りすがりの難民キャンプの住人である、シリア人・イラク人・アフガニスタン人に案内してもらいました。2年前と比べて、半年前に行った時は検問が厳しくなっていますし、治安も悪化しており、キャンプ内で殺人事件もあったほどですので、オススメしません。)

      こうした点から、「非常に難しい。ほとんど無理だろう」という答えになります。

      さて、先ほど質問させていただいた「なぜ難民キャンプなのでしょうか?」についてです。

      すでにお調べになっているかもしれませんが、国外で「難民」となっているシリア人のうち、難民キャンプで生活しているのは20%ほどです。80%はキャンプの外で生活しております。(UNHCRのサイトで確認できます)

      つまり、「難民について知りたい」のか、「難民キャンプについて知りたい」のか、どちらなのでしょうか?
      難民について知りたいのであれば、先ほどの許可の話とは無関係になります。

      トルコ・ヨルダン・イラク・レバノンで、街中にいるシリア人と話すことは、それほど難しくないかと思います。
      (OKAMOTOさんが、アラビア語を話せれば、すごく容易だと思います)

      もし、こうした知識がまだ無かった上で「難民キャンプに入りたい」と仰っていたのであれば、
      まず日本で様々なNGOが実施している難民支援の報告会に行かれることや、UNHCRのサイトで記事を読むことなどをお勧め致します。

      あるいは、そうした活動をしている人たち(ジャーナリストは避けて下さい。シリアのことを伝えている日本人ジャーナリストのほとんどが戦後のシリアしか知らず、伝えている内容があまりにも偏っていますので)をゲストに呼んだ講演を行なったり、募金活動をするなどをして、関係作りをしていく、というのも一つの方法だと思います。

      シリア支援で代表的に活動されている日本の団体は、
      サダーカ、パルシック、AAR、国境なき子ども達、NICCOなどがあります。(海外のNGOだともっとあります)

      私たちも、トルコに住むシリア人の家にホームステイ体験ができないか、ということも一つのアイデアとして考えています。

      いつか、是非、私たちの報告会にもOKAMOTOさんが参加いただければ幸いです。

      また、お聞きしたいことがあれば、お気軽にご質問くださいませ。

      • ayaka okamoto
        Posted at 22:16h, 15 7月 返信

        回答ありがとうございます。なるほど、現地に行くのは厳しいようですね。
        もともと支援とシリア内戦に興味がありました。支援に興味があるというのは、何かをしたいではなくて、どのような支援がされているのか、またそれは本当に良い支援なのかや団体同士がもっと話し合う機会を作りたいと思っていました。そして10月から私の大学でもシリア難民の受け入れをすることを知って、自分も何かしたいと考えました。そこで支援団体と専門家などが集まってより良い支援をするためにどういった改善ができるのかなどを話し合う会を開きたいと考えました。ですが、調べてみるとこのようなことはすでにされていました。そこで今度は自分が難民キャンプで何かできないかなと考えました。まだ大学1年生であり入門教化を勉強中であり、専門的知識はないため、イベントなどを開いて楽しんでほしいと考えました。私も普段UNHCRのページをみたり、サダーカさんの副代表さんに少しメールでお話を聞かせてもらったりしていて、難民キャンプの普段の生活も厳しいことから、イベントなんて開いている場合じゃないと思ったのですが、だからこそ楽しいって思ってほしいと考えました。ですが友達がキャンプ内では大きなイベントはあまりできず、建物の中でひそかに開く必要があると教えてくれました。こういったことから、本当にイベントなどが開けるのか、また自分が何をしたら迷惑なのか、どう役に立てるのかを知りたくで難民キャンプに行きたいと思いました。

        ですがおっしゃるとうり、団体さんの時間を割くことは簡単にできませんね。今回コメントをもらい刺激になりました。自分でもっとしっかり勉強して、何か行動できる人間になれるようがんばります。ありがとうございました。長々と失礼しました。

        • PiS
          Posted at 17:21h, 18 7月 返信

          OKAMOTO AYAKA様

          ご返信、ありがとうございます。Piece of Syriaの中野です。
          丁寧に説明をしていただいたおかげで、状況がよく分かりました。
          わかる範囲で追加でお答えさせていただきます。

          >現地に行くのは厳しいようですね。

          「難民キャンプ」に行くのは難しいと思います。
          ですが、難民と会うことは、さほど難しいとは言えない、というのが前回の趣旨でした。

          >支援に興味があるというのは、何かをしたいではなくて、どのような支援がされているのか

          すごくよく分かります!僕も同じ気持ちでシリアの人たちや、支援団体を訪れて行きました。

          >そ10月から私の大学でもシリア難民の受け入れをすることを知って、自分も何かしたいと考えました。

          そうなんですね!!
          是非、「難民」「戦争」しか知られていないシリアのことを、もっと豊かで愛に溢れた国だったということが伝わる場を大学内で作ってもらえたら嬉しいです!

          >支援団体と専門家などが集まってより良い支援をするためにどういった改善ができるのかなどを話し合う会を開きたいと考えました。ですが、調べてみるとこのようなことはすでにされていました。

          そうですね!僕たちが思っている以上に、協力しあって、補い合って、動いていらっしゃいます!

          >キャンプ内では大きなイベントはあまりできず、建物の中でひそかに開く必要があると教えてくれました。こういったことから、本当にイベントなどが開けるのか、また自分が何をしたら迷惑なのか、どう役に立てるのかを知りたくで難民キャンプに行きたいと思いました。

          「国境なき子ども達」がキャンプ内でのイベントを企画しています。
          http://knk.or.jp/special/sp170512/

          自分自身に置き換えて想像していただきたいのですが、
          普段から活動をして来て、数年かけて信頼関係をかけてきた方が動くのと、
          言葉も話せない人が急にやってきて「何かしよう!」と働きかけるのとでは、やはり前者の方が嬉しいと思います。

          そうした信頼関係を築くため、NGOの方々は、時間をかけ、話を聞き、様々な障害を乗り越えて動かれています。
          是非まず、そうしたNGOの方々の日本での報告会に足を運んでいくことから始めていただければ幸いです。
          (僕が見たどこの団体も、本当に素晴らしい活動でした!!!)

          そうする中で、実際に現地に行き、マイノリティであり、かつ入るのが難しい難民キャンプでなくても、
          マジョリティで、より生活面で苦労が多いと言われる都市型の難民の人たちと実際に会いに行く機会が作りやすくなるかと思います。

          せっかく、シリアからの学生さんを受け入れることが決まっているのですし、
          NGOの方々とWin-Winの関係で、行動をしていただければ、僕らとしても嬉しく思います。

          また是非、僕らと一緒に活動ができる日がくれば、幸いです。
          長文、失礼いたしました。

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