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Piece of Syria(ピースオブシリア) | トルコで聞くシリアの話 ⑤ シリアの大学生が 描く夢
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トルコで聞くシリアの話 ⑤ シリアの大学生が 描く夢

トルコで聞くシリアの話 ⑤ シリアの大学生が 描く夢

アッサラームアライクム!

2016年12月トルコ南部の町ガズィアンティップにえ、大学生として生活するシリア人から聞いた話を紹介いたします。
彼とは2016年2月に一度会っていたので、約一年ぶりの再会でした。

彼はシリアのアレッポ大学を1年少し学んだところで、トルコに避難。編入という形でトルコの大学の建築科で学ぶ3回生です。

かつてトルコでは、シリアの大学で学んでいた証拠があれば、簡単にトルコの大学に入れました。
ですが、増えすぎたシリア難民の受け入れに、トルコの大学も定員オーバーとなり、今は編入が難しいそうです。

彼は幸いにも、シリア難民が過密する前にトルコに来ていたので大学に入ることができました。奨学金も得て、大学近くの借家はカウチサーフィンで旅人を家に泊めれるほどの大きさ。すごく勉強熱心なので、英語もトルコ語もペラペラです。

彼のシリア人の彼女もまた、トルコに逃れてきて、今、トルコでシリア難民のサポートの仕事に従事しています。

というのが前回に聞いていた話。

今回、久々の再会の際に「何か新しいことあった?」と僕が尋ねると、
「イタリアに行けるかもしれない」と嬉しそうに話してくれました。

通っているトルコの大学が提携しているイタリアの大学へ、奨学金つきの留学へ応募をしているんだそうです。

「1年くらいかな?大学で勉強もするけど、何よりイタリアを周って、色んな建物を自分の目で確かめたいんだ」

と、ウキウキする気持ちがあふれています。

もちろん、彼はトルコ人ではなくシリア人である以上、「難民として受け入れてくれるヨーロッパの国へ行くんじゃないか」と警戒される可能性もある、と言います。

ですが、「わかってもらえると思う」と彼は自信のある目で僕に語りました。
その翌週には、トルコの港町イズミールにあるイタリア大使館に行き、面接をしてきました。

彼が無事にイタリアで学べる日が来ることを願ってやみません。

「学びたい」

そんな「当たり前」と感じてしまうことも、自分が生まれた国に起こった悲劇によって、困難なものへと変貌してしまいます。

しかし、全ての門戸が閉じられているわけではなく、意志と努力(彼は語学もそうですが、学部の勉強を本当に一生懸命にやっています)によって、切り拓くこともできるんだ、と彼を見ていると感じます。

彼に夢を聞きました。

「いつかシリアが平和になったら、学んでいる建築の知識でシリアを再建していきたいんだ。
そして、君や君の友人たちを日本から招いて、案内したいな」

その夢が叶った風景を、僕の友人たちと共有することは、僕の夢の一つになりました。

【報告会のお知らせはこちらから↓】

https://readyfor.jp/projects/pieceofsyria/announcements

 

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