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Piece of Syria(ピースオブシリア) | レバノンで聞くシリアの話③ 国境
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レバノンで聞くシリアの話③ 国境

レバノンで聞くシリアの話③ 国境

シリアは、レバノン、トルコ、イラク、イスラエル、ヨルダン、地中海に囲まれた国です。

出稼ぎで、国内の都市だけでなく、サウジアラビア、湾岸諸国(UAEなど)、ギリシャ、ヨルダン、レバノン、エジプトなどに行くシリア人も多くいました。
しかし、シリア危機のあと、国境は閉鎖されて、近隣諸国へと逃げている人たちは、業者を通して密入国しています。

そんな中、唯一、国境を自由に行き来できるのがレバノンという国で、40ドル程度でベイルート〜ダマスカスという首都間の移動が可能だそうです。

なので、半年程度、ベイルートで働いて、またシリアに戻る、という働き方をしている人も居るようですが、シリア国内は様々な勢力が入り乱れて、それぞれの支配地域を通る際に通行料(50ドルほど)が求められたり、あるいは命の危険もありますし、兵役が終わっていない人に関しては、シリアに戻ると徴兵されるので、と言った理由から、シリアに帰らずにずっとレバノンに滞在している人もいます。

シリアのパスポートで、イカーマ(滞在許可)を毎年一度、取得できます。

シリア国内は、全てが危険というわけではなく、落ち着いているところは落ち着いており、日常生活が送れています。ただし、物価の上昇が問題なので、出稼ぎや海外で仕事を見つけられた家族・親戚からの仕送りを頼りにしていたりもします。

僕の友人は、ベイルートで出稼ぎに来たけど、ダーイッシュ(IS)からの占領が解かれた地元が落ち着いたので、家族で地元の村に戻りました。

シリアからレバノンへ、農作物の輸入もしているとのこと。八百屋に行くと、半分くらいはシリアからじゃないか?というほど。
シリア国内は食料自体は満たされているとは聞いていましたが、輸出できるほどとは思っていなかったので意外でした。

シリア人が、レバノンの会社に雇われて、シリア〜レバノン〜トルコ〜イラクへと、トラックで荷物を運んでいたりもします。レバノン〜トルコの移動はフェリーです。
運転手さんは普段は家族とシリアに住んでいて、11日間かけてそのルートを通って行くんだそうです。おそらく、昔はシリアから直接半日〜1日で行くことができたのでしょうが、国境が封鎖されて恐ろしいほどの遠回りをしています。

日本のパスポートのおかげで、アッサリと国境を越えれる僕に、難民の人たちからの「どこに行ってきたんだ?これからどこに行くんだ?」という質問に答えるのは、時々、心苦しくなります。

難民として受け入れられて、数年間、きちんと働いていれば、その国のパスポートを取得できます。
(トルコも一部のシリア難民へ、トルコ人としてのパスポートの発行を予定している)

「そうなったら、日本にも行くし、どこかの国で会うこともできるな」

確かなことが言えない僕は、「インシャアッラー。今、君とここで会えたことが嬉しいよ」とだけ答えることしかできませんでした。

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