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Piece of Syria(ピースオブシリア) | レバノンで聞くシリアの話② 宗教と仕事と教育の話
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レバノンで聞くシリアの話② 宗教と仕事と教育の話

レバノンで聞くシリアの話② 宗教と仕事と教育の話

レバノンで1週間、滞在してきました。

レバノンには人口400万人ほどの小さな国ですが、そこに100万人ほどのシリア難民が住んでいる、と言われています。

トルコのイスタンブールからの飛行機で約2時間。地中海のすぐ近くにある空港に到着します。

僕がシリアで隊員をしていた時に滞在していた村の青年が迎えに来てくれて、彼の借りた車でレバノン南部の彼の家へ向かいます。

街中の交通渋滞は本当にひどく、「レバノン人は一人一台、車を持ってるんだ。毎日、こんな調子だよ」と、我先に割り込みがある運転もあり、小さな国にも関わらず、移動にすごく時間がかかります。

彼の住む町はすごく静かな田舎町。「5年前からレバノンに住んでるんだけど、最初の何年か都会に住んで、混雑に耐えきれなくて田舎の方に来たんだよ」と言います。

この町の住人のほとんどはキリスト教徒。町の中にはクリスマスを祝う飾り付けが目立ちます。そこに、イスラム教徒であるシリア人家族が20世帯ほど住んでいる、とのことです。
おうちは、庭付きで2LDK。一部屋にだけ灯油ストーブがあり、そこにテレビとタンスがあります。3歳と5歳の娘たちは幼稚園に通っています。幼稚園は無料ですが、送り迎えのバスは月50ドルほどかかるそうです。

ちなみに、学校はシリア人は無料。レバノン人は有料で、これは国連がシリア難民の分を支援しているからだそうです。
オスマントルコが解体された後に、フランス統治の時代があったため、幼稚園と学校ではフランス語も勉強します。ただ、英語が国際言語としての地位がある今は、英語学習のほうが重視されているようです。

仕事の日給は基本的30〜100ドルほど。建築現場の肉体労働が主。
滞在中、僕の友人は、役所に呼び出されたのですが「こんな仕事が来ているがどうだ?」という仕事の斡旋。レバノンの役所がハローワークのような形で、シリア難民への仕事を紹介をするのは意外でした。

夜になると、近くに住む友人や親戚を訪ねる、というのはシリアの習慣です。レバノンでも、変わらず彼らは続けていました。

都会では「レバノン人はそんな習慣がないし、8時以降は外出禁止なんだ」という話も聞きましたが、田舎だとレバノン人とシリア人同士での行き来もあります。
そこに、イスラム教スンナ派、シーア派、キリスト教が混ざっていることも、当然ながらあります。

が、レバノン政府やレバノン人への不平不満も聞こえても来ます。諸外国や国際組織からの支援をピンハネしているだとか、習慣の違いから折り合いが合わなかったりとか。

見えるものだけが真実ではないし、
彼らの言葉だけが全てではありません。

ですが、来てみてわかる空気感のようなものは、確実にあるような気がします。

 

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