メールマガジン登録
■ 登録・解除フォーム

ご登録されたいE-mailアドレスを入力し、ご希望の項目ボタンを押してください。

Piece of Syria(ピースオブシリア) | トルコで聞くシリアの話②未来のないトルコの生活
15860
post-template-default,single,single-post,postid-15860,single-format-standard,ajax_fade,page_not_loaded,,side_menu_slide_with_content,width_470,qode-theme-ver-10.0,wpb-js-composer js-comp-ver-4.12,vc_responsive
 

トルコで聞くシリアの話②未来のないトルコの生活

トルコで聞くシリアの話②未来のないトルコの生活

アッサラームアライクム!トルコ南部の町シャンルウルファにいます。

ガズィアンティップから2時間。ここもシリア難民が多く住む場所です。

「難民」と表現しましたが、トルコでは「難民」と呼ばれていません。「お客」です。
難民と呼ばれる立場になれば、相応の「保護」が必要になります。教育、住居、職業など。
それができる国が「難民」としての受け入れをしており、トルコ・イラク・ヨルダンでの彼らの立場は「Asylum seeker」(亡命希望者)というものになります。

ゆえに、彼らは「難民」となるために、ヨーロッパに向かうのです。

昨日、ガズィアンティップに事務所を持つ国際NGO「国境なき医師団」(本部はフランス)で働くシリア人のお家で話を聞いてきました。
彼や他の場所で聞いた話をお伝えします。

トルコでは、半年ほど前(2016年5~6月頃)から、トルコ政府の意向で国際NGOが閉鎖されている。
(別の人から、トランプ大統領になって、米国政府からのNGO支援が減って、活動が続けられなくなったり、スタッフ削減をする団体も増えるかもしれない、という声も聞きました)

仕事があるからトルコに住むけど、仕事がなければ住みにくい。特にここ数ヶ月で、シリア人への差別が増えてきている。
仕事がなくなったら、ヨーロッパかカナダに向かう。

カナダでは、5人のスポンサー(貯金額を確認)を見つけることができれば、彼らが保証人となって、受け入れが可能。
 
トルコ人と同じ仕事をしていても、給料は低い。部下の方が給料が高いこともあるなど不平等な労働環境。

今、トルコからギリシャの島への密航の価格が下落。1000$から300$ほどに。
島に入ってから、ヨーロッパに向かうルートの方が値上がりしているとのこと。

トルコにいても、未来がない。
唯一、良い条件で働けるのが国際NGOだが、それさえも閉鎖の可能性が出てきた。普通の仕事も不平等な立場にある。
仕事があるうちは良いが、無いならヨーロッパに向かうか、シリアに帰るという選択肢しかないんだ、と言う。

今、バーブ(アレッポとマンベジの間にあるシリア北部の町。マンベジは2016年8月までISに占拠されていたが今は解放された)の町の近辺に「フリーゾーン」を作り、そこへトルコからシリア人を送り返す計画があるそうだ。

今、アレッポで使われているのは貫通式の爆弾。屋根と天井部分にぶつかっても爆発せず貫通し、3段目くらいで爆発する。
今、アレッポの病院が爆撃されているが、狙われているのは、地下の病院。そうした爆弾で地下の病院も爆撃されており、国境なき医師団の病院もいくつも破壊された。

病院や学校を狙う理由の一つは、そこから反政府側の人間を住まなくさせるため。

現在、アレッポの70%はロシア軍と組んだシリア政権側が占拠し、30%を反政権側が守っている状況。私たちが支援しているウサマさんの学校も市内では続けられなくなり、郊外で活動を続けている。

数日、シャンルウルファに滞在して、ギリシャの島に近いイズミールへの移動を検討しています。イズミールはヨーロッパに向かう難民たちがいる町であり、僕と今年の2月に一度訪れています。そこで活動するNGOとつながりができたので、活動を見学できれば、と考えています。

iPhoneから送信

No Comments

Post A Comment